騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【桜花賞】前走から変わり身十分!中野栄治元調教師はポテンシャルに太鼓判!
2026/4/11(土)
| 一週前 栗東CW(重) | ||||||
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| 85.6 | 68.8 | 52.7 | 37.0 | 11.0 | 強め | |
早いもので、今週からクラシックの開幕だね。桜花賞といえばもう50年くらい前、まだジョッキーの頃にテレビで見ていて、桜も満開だったことを思い出す。
今は温暖化の影響もあるのかな。桜の開花が早まってそんな光景も見られなくなったのは残念だなぁ。
桜花賞のナンバーワンはアランカール。先週、今週ともCWコースで追い切られたけれど、落ち着いて走っていたし、雰囲気は凄くイイね。
体重はそれほど変わってなくても身が締まってきた印象。仕掛けてからの反応も良かったし、前走からの上積みは大きそうだよ。
前走から武豊騎手が跨っているんだけれど、チューリップ賞は本番に向けて色々確かめるレースだったと思う。終いも脚を計る乗り方だったからね。2連勝時のポテンシャルからいっても、チャンスは十分だろう。
そういえば先週の大阪杯では阪神の内回り2000mのポイントを解説させてもらったら、実際にそんな感じの展開になっていたね。
阪神の内回り2000mは本当に難しいコース。同じく難しかったのが改装前の阪神1600mで、こちらもまた難しいコースだった。
1角ポケットから斜めに向正面へ向かうので、とにかくカーブがきつくてね。東京の2000mも同様に向正面に入っていくんだけれど、昔の阪神1600mはそれ以上に窮屈なコース形態で、外から馬が押し寄せてくる形態。
内枠で後手を踏んだらさあ大変。その時点でアウト。当時は魔の1コーナーと言ったものだよ。まあ改修後は枠も関係なくなったけどね。
ナムラコスモスは先週も今週も重心の低い姿勢でバネのある走りに好感が持てる。前走から大きく変わった感じはないものの、良い意味で好調をキープしているね。鞍上の田口騎手もずっと付きっ切りで追い切りを付けているし、力が入っているだろうな。
ディアダイヤモンドはこの中間、負荷をかけすぎずユッタリとした調整。戸崎騎手を背に追い切った今週は素軽さ満点の動き。輸送を控えているのでこれで十分。あとは当日テンションが上がらなければいいね。
最後にドリームコア。先週はアレッと思うほど良くなかったんだが、今週は手前を替えてからの伸びが違ったね。上がり3ハロンの時計自体は先週と変わらないけれど、今週は余裕があった。態勢は整ったと思うよ。
インパクトシー
日曜、狙いたいのはインパクトシー。ここ2走の内容がとにかくいいね。昇級緒戦だった前走も内枠から勝利するなど精神面でも成長が見られるし、自分でポジションが取れるのは大きいよ。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





