騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【宝塚記念】先週シックスペンスを推奨した中野栄治元調教師の今週のS評価馬!
2026/6/13(土)
| 当週 栗東ウッド(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 84.6 | 69.6 | 54.5 | 38.6 | 11.7 | 馬なり | |
先週の安田記念はS級評価に取り上げたシックスペンスが8番人気で勝利。これは会心だったね!
見た目は行った行ったの決着だったけれど、1000m通過が57秒9だから決して遅くもない。その中で武豊くんは同クラブのワールズエンドに行かせて、ラクに2番手を追走できたのは大きかったと思うな。
後ろの馬たちは武豊くんがある意味で壁になっていて動きづらかったんだろう。彼が行くと後ろはそこまで競りかけない傾向もあるからね。
それにしてもG1の舞台で初ブリンカーは勇気のいることだよ。僕も元調教師だったからよく分かる。陣営の見立て通りだったと同時に、馬が応えられる状態にあったということだろう。その状態の良さを伝えられたのは良かったし、少しでもお役に立てたのなら何よりだよ。
この調子で挑む宝塚記念のナンバーワンはダノンデサイルだ。
ジャパンC、有馬記念、大阪杯と3戦連続あと一歩のところで涙を呑んでいるけれど、1度使ったことで体に張りがあり、動きもパワフルになってきたね。
普段直前は坂路に入れている馬が、今回はCW。伸び伸びと走っていて、落ち着きの面でもいい雰囲気で最終調整を終えたんじゃないかな。
1週前には戸崎くんを背に豪快な動きだったし、鞍上も手応えを掴んでいると思うな。戸崎くんは週中には大井の東京ダービーをフィンガーで制して気分も良くしていると思う。良い流れで当日を迎えられそうだね。
そういえば先日、安藤勝己さんのX投稿を見ていたら、岩田康誠くんデザインのTシャツを戸崎くんが来ていた写真が掲載されていたのを見つけてね。"インは近道"って、センスあるよね(笑)
競馬ラボさんの競馬グッズSTOREで販売しているようだけれど、凄い人気みたいでページを開いたらすでに売り切れていた…。また販売するようなら僕も買ってみようかな…
クロワデュノールは言うまでもなく実績はナンバーワン。それにしても月イチのローテなのに、中間はかなりやってるのにはビックリだよ。これも前走からまだ上の状態があるからなんだろうね。動きは迫力十分で身も締まってきた印象だし、実績には逆らえない状態にあると思う。
連覇を狙うメイショウタバルもいい動きだったよ。頭の高さは相変わらずだけれど、今週はシャドーロールを着けた効果で首を使って終いの1ハロンも10秒9とシャープな伸び。昨年と同等かそれ以上だね。
最後にレガレイラ。1週前の段階でかなり良くなっている感触はあった。我慢が利いて、いざ開放するといい伸びだったね。有馬記念を勝った時の雰囲気があったし、骨折明けで臨んだ昨年とは順調度も違う。面白い存在だと思う。
ジャスティンシカゴ
日曜の狙いは東京7Rのジャスティンシカゴにしよう。人気サイドだけど、2走前のフリージア賞で逃げて2着に残った時のタイムが優秀。スタートにちょっと不安があるし、大外枠も歓迎じゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




