- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
-
本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
-
お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
ディープ産駒を打ち破れ
2015/10/23(金)
土曜東京11R 富士S(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
---|
⑯フルーキー (牡5、栗東・角居厩舎、内田博騎手) |
このレースは目下3年連続でディープインパクト産駒が連対している。
今年も3頭エントリーしているが、ただそのすべてが休養明け。もちろんシッカリ乗り込まれてはいるだろうが、信頼を寄せるわけにもいかない。ダノンプラチナはすでにG1出走へ向けて賞金は積んでいるし、ワールドエースは久しく精彩を欠いている。鉄砲実績のあるサトノアラジンにしても、マイルがベストとは血統的に思えない。確かにマイルで全て連対しているが、相手関係を考えると内容は高くない。本質的には1800mから2200あたりが最適の血統だ。
大外枠を引いてしまったが、ここは⑯フルーキーから入りたい。安定度抜群、また使い込まない方が勝ち切れるタイプ。チャレンジC以降の3戦を見ればいつでも重賞に手が届くタイプで、とくに同じ舞台だった東京新聞杯では、ヴァンセンヌ相手に勝ったも同然の競馬だった。
父リダウツチョイスはオセアニアの大種牡馬で、ゴール前に急坂のないコース、直線の長いコースに向く。両方を満たす東京はベストだろう。
$お宝馬 |
---|
⑫アルバタックス |
関屋記念では究極の上がり脚を使っても届かず。位置取りとペース判断を間違えたのが響いた。
祖母タックスヘイブンはクイーンC3着、母タックスシェルターは赤松賞2着で、東京マイルとは相性の良い牝系。加えてキングカメハメハ産駒で母の父がフジキセキ、本来は器用さがあるはずで、もっと出して行く競馬をしてもいいはず。今の芝での切れ比べになら、キングカメハメハの適性は高いはずだ。
相手上位には⑧ヤマカツエース、②シャイニープリンス、⑤ヤングマンパワー。
以下連下で③ダノンプラチナ、⑪サトノアラジン、⑥クラリティスカイ、⑮グランシルク。
※土曜公開の日曜版予想はG1特集の特別企画として「G1直前の軍資金づくり予想」を提供します。
水上学氏による菊花賞の予想は「メガ盛り競馬新聞」でご覧ください!
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。