
- 4月27日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎ヴァルキリーバース(1人気) 2着
新緑の府中で開花の予感!?
- 4月26日 東京11R 青葉賞(G2)
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本命馬◎エネルジコ(1人気) 1着
強烈な末脚で歴史を塗り替えるか!?
道悪ならドイツ血統を
2010/3/7(日)
道悪ならドイツ血統を
2010/3/7
【中山11R 弥生賞(GⅡ) 芝2000m】
注目馬 ④ミッションモード(牡3、美浦・藤澤和厩舎、内田博騎手)
日曜は土曜よりも多量の雨が見込まれる。先週の中山記念に近いコンディションになるのではないだろうか。
このような馬場で昔から強いのがドイツ牝系だ。昨今はマンハッタンカフェやブエナビスタ、エアスマップやエイシンフラッシュ、そして先週の水仙賞を勝ったリリエンタールと、スピードや瞬発力には欠けるものの(マンハッタンカフェ、ブエナビスタは父がサンデー系なので切れも兼備して名馬になったが)、馬力のいる馬場でパワーを誇示するのが特徴だ。そして今回該当するのが④ミッションモード。
父は、水仙賞2着馬ブレイクアセオリーと同じガリレオ、そして母父は、水仙賞勝ち馬のリリエンタールと同じモンズン(ドイツのサンデーサイレンス)を、これまた持っている。ちなみに母はドイツセントレジャー勝ち馬だ。 能力よりも適性が最重視される馬場なら、人気のヴィクトワールピサを今回に限り逆転することも可能だとみる。なんといっても良の新馬戦でもハンソデバンドを一蹴している力があり、ただの道悪巧者だけではない。
そして相手だが、⑬アドマイヤテンクウは切れがないので中山は最適のコース。道悪適性はヴィクトワールよりも高い。大穴は芝道悪の良さそうな⑫ビッグバン。さらに③エイシンアポロン、⑩コスモヘレノス、当然①ヴィクトワールピサ、あとは⑨スマートジェネシスまで。堅いレースと言われるが、これだけ雨が降れば例年の傾向をあてはめるべきではないだろう。


プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。