- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
-
本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
-
お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
先よりもココ
2016/1/30(土)
日曜東京11R 根岸S(G3)(ダート1400m)
◎本命馬 |
---|
⑭サクラエール 牡5、栗東・羽月厩舎、池添騎手 |
ここは各陣営の思惑を考慮するのが予想手順の第一となりそうなレースだ。
まずタガノトネールは、現収得賞金に近1年の収得賞金をプラスすれば、フェブラリーS出走のための賞金は優にクリアしている。しかもここは3ヶ月ぶりでもあり、崩れはしないだろうがあくまでひと叩き、無理に勝ちには来ていないはずだ。
反対に、賞金の足らないモーニンやプロトコルにとっては、2着でも足らず、ぜひとも優先出走権を取れる1着が欲しいところ。勝負気配はマックスだろう。
さらに、1600mでは厳しいという1400mのスペシャリストたち。アンズチャンやレーザーバレット、サクラエール、タールタンらにとっても、ここは数少ない重賞制覇のチャンスである。
問題は連闘で臨んできたシゲルカガ。テンの速さはここなら別格で、おそらく行ってしまうだろう。となると、前に付けるモーニンやプロトコルは、勝ちに行くために仕掛けが早まるおそれはある。ゴール前でその間隙を突くのがスペシャリスト組…中でも、年齢的にまだ上がり目が見込めて、ある程度の位置で受けられる⑭サクラエールを狙いたい。
速い流れのダート短距離に強いケイムホーム産駒、母方がマルゼンスキーにサクラの古い牝系、こちらもハイペースや混戦に強いパターンだ。厳寒期の実績もある。
$お宝馬 |
---|
⑦サトノタイガー |
中央在籍時は、当初芝でオープンに昇り、その後ダートに転じた。一昨年のJBCスプリント、カペラSで2着と実績はあるが、1400mではこの根岸Sで大敗したこともありイメージは悪い。1400mだと前に行ってしまって脚がたまらないことがあるからだ。ただ今回は積極的に引っ張る馬がいて折り合いは付けやすいはず。脚がたまれば、ここでも上位に入れる力はある。
相手上位は⑪プロトコル、⑧タールタン、⑥アンズチャン、⑮モーニン、⑨タガノトネール、④マルカフリート、⑯レーザーバレット。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。