- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
-
本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
-
本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
欧州血統の底力
2016/2/26(金)
土曜阪神11R アーリントンC(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
---|
⑩アーバンキッド 牡3、美浦・斎藤誠厩舎、Fベリー騎手 |
今年の3歳馬は、クラシック戦線が多士済々だが、マイルやダート路線はやや層が薄い。ここも大混戦で、印ほどの差はないだろう。
血統的には、過去3頭が馬券になっているのがダイワメジャー産駒。だが今回は、新馬戦を勝ったばかりのビップライブリーと、前走で距離の壁を見せた感のあるボールライトニングでは、さすがに軸馬にはし辛い。そこで注目したいもう1つの傾向が、近年顕著になっている欧州血統の好走現象。とくに母の父が重厚な欧州血統種牡馬の馬が好走している。2013年が母父トニービン、ファルブラヴ、ダンシングブレーヴ。14年が母父ロックオブジブラルタル、トニービン。15年が母父トウショウペガサス、モンジューと該当している。
今回、母の父の欧州色が濃い馬の中から狙えるのは、母父ガリレオのレオナルド、スウェインの⑩アーバンキッドで、準じるのがドイツ牝系マンハッタンカフェを母父に持つ⑫ダンツプリウスあたり。特に信頼できるのはアーバンキッドか。父はハーツクライでさらに欧州血統トニービンが重なる。ひいらぎ賞の内容も高評価。スタートは安定しないが、外回りなら届いていい。
$お宝馬 |
---|
①マディディ |
こちらはガチガチのダート血統だが、ただこうやまき賞で、のちにジュニアCでアーバンキッドを倒すダンツプリウスを破っている。ダンツに不利はあったのだが、それほど力量に差があるわけではない。最内枠も味方しそう。距離は心配無し。
相手上位は⑫ダンツプリウス、⑪ヒルノマゼラン。以下⑥レインボーライン、⑨レオナルド、⑬ビップライブリー。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。