- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
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本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
無冠の大器
2016/4/2(土)
日曜阪神11R 大阪杯(G2)(芝2000m)
◎本命馬 |
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⑨アンビシャス 牡4、栗東・音無厩舎、横山典騎手 |
G1馬5頭が顔を揃えた豪華版の前哨戦だが、前哨戦は前哨戦。目標は先にある馬も多く、力や実績を反映した結果にはならないだろう。
ラブリーデイは去年の秋がピークだろう。休み明けの58キロ、アタマなしと決めつけるのも手だ。このあと香港も控えている。
イスラボニータは世代レベルに加え、今は急坂コースでは甘くなる。
キタサンブラックは明らかに春の天皇賞へ向けてのひと叩き。
ショウナンパンドラは、4ヶ月ぶりにしては速い時計を出さないのはどうも腑に落ちない。意図的と陣営はコメントしているが、その意図が全く分からない。
G1馬なら54キロで出られるヌーヴォレコルトとタッチングスピーチだろう。ただタッチングは阪神だとやや不安。
結局、モチベーションが最も高いのは⑨アンビシャスだ。さすがに重賞タイトルがラジオNIKKEI賞だけでは今後心もとなく、重賞タイトル積み上げは必須命題だろう。小回り向きの器用さがあり、雨の影響も残って高速化しない芝も合う血統。なにせ、前走の中山記念は勝ったも同然。56キロなら、牝馬も58キロ勢もまとめて面倒を見るだろう。
$お宝馬 |
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なし |
さすがに今回は不在とするしかない。
アンビシャスを負かす可能性があるのは③ヌーヴォレコルトくらいだろう。アンビシャスのヒモとしては当然印の付く馬たち、②ラブリーデイ、⑥タッチングスピーチ、⑦キタサンブラック、⑧ショウナンパンドラ。個人的にはこれらは2,3着付けとしたい。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。