- 1月26日 中山11R アメリカJCC(G2)
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本命馬◎コスモキュランダ(3人気) 3着
お宝馬$マテンロウレオ(6人気) 2着
- 1月19日 中京11R 日経新春杯(G2)
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お宝馬$マイネルエンペラー(7人気) 3着
斤量&血統の合わせ技一本!
妹弟に負けるな
2016/4/15(金)
土曜阪神11R アンタレスS(G3)(ダート1800m)
◎本命馬 |
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⑨アウォーディー 牡6、栗東・松永幹厩舎、武豊騎手 |
昨今は、どうにも堅い本命馬が動かせないレースが急に増えたように思う。ここもそんなレースだ。ダートに転向して無敗の⑨アウォーディーで仕方ないだろう。
ジャングルポケット産駒は決してダートに高い適性を示すものではないが、この馬の場合は何と言っても「偉大な」母ヘヴンリーロマンスの強烈な遺伝、パワーの遺伝が大きいのだろう。半妹アムールブリエは今や地方交流重賞の女王、そして半弟ラニは、ご存じの通りUAEダービーを制して、ケンタッキーダービーへ雄飛しようとしている。異なった相手との間に、これだけダートの名馬クラスを生みだしているのだから、もう理屈抜きだろう。2戦2勝の阪神ダート、輸送もなく、57キロなら揺るがないと思う。
$お宝馬 |
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⑭センチュリオン |
昇級戦は荷が重いのは承知の上で、この馬を馬券に加えておきたい。キングカメハメハ産駒は、時期問わず阪神ダート1800mで最も安定している。さらに母の父が「春のリファール」系。先週も場を問わず人気薄が激走を繰り返している。立ち回りが巧く本格化していると考えることもでき、無視はできない。
上位評価は⑮ショウナンアポロン、①クリソライト、⑯アスカノロマン。あとは⑤サンマルデューク、④イッシンドウタイ、⑦トップディーヴォ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。