「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
-
本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
-
本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【キーンランドカップ】条件を全てクリアする彼女
2016/8/27(土)
日曜札幌11R キーンランドC(G3)(芝1200m)
◎本命馬 |
---|
⑤ソルヴェイグ 牝3、栗東・鮫島厩舎、丸田騎手 |
過去10回行われている重賞だが、牝馬がなんと7勝、2着5回と圧倒している。軸馬は牝馬から選ぶべきだろう。その中から⑤ソルヴェイグを抜擢したい。
函館スプリントSから出走してきた馬は、函館スプリントSでの連対馬ばかりが好走(例外は1頭だけ)するという傾向にも合致する上、洋芝もよく走るダイワメジャー産駒。加えて母の父がジャングルポケットだから、なおさら適性は高まる。自在性も高い。
また、ここを勝てばサマースプリントチャンピオン争いでベルカントを逆転するため、モチベーションも高いはずだ。
$お宝馬 |
---|
⑬ナックビーナス |
ソルヴェイグと同じダイワメジャー産駒。枠は正直厳しいが、ヘイローのクロスが3本入って瞬発力も高い。複穴に警戒だ。
相手上位は④シュウジ、⑫レッツゴードンキ。あとは①セカンドテーブル、⑩アクティブミノル、⑦サドンストーム、⑪オデュッセウス、⑭ブランボヌール、⑧ホッコーサラスター、⑥オメガヴェンデッタと手広く。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。