- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【札幌2歳S】将来性より完成度
2016/9/2(金)
土曜札幌11R 札幌2歳S (G3)(芝1800m)
◎本命馬 |
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⑧タガノアシュラ 牡2、栗東・五十嵐厩舎、武豊騎手 |
クラシックへの登竜門のような扱いをされることが多い重賞だが、勝ち馬からは08年のロジユニヴァースを最後に、翌年のクラシックを勝った馬は出ていない。負けた馬からは、かつてはアヴェンチュラやゴールドシップが出ていたが、近年は一昨年3着のレッツゴードンキくらいで、3歳になって重賞を勝つ馬もなかなか出て来ない。
つまりは、それだけ早熟性、完成度の方が重要で、もちろん洋芝適性、小回り適性などが出やすいということ。その点を踏まえて、⑧タガノアシュラには逆らえない。
デビュー戦でレコードを出せるくらいだから、間違いなく完成度は高い。さらにこのレースで2勝しているマンハッタンカフェの産駒、しかも叔父は、種牡馬としてこのレースで2,3着馬を送り出しているステイゴールド。共に洋芝小回りの得意な種牡馬でもある。勝ち負け濃厚だ。
$お宝馬 |
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⑩ディープウォーリア |
意外と印が薄めだが、前走稍重での1分52秒1は、もっと評価されて然るべき。ディープインパクト産駒にとって得意コースだったのに、今開催の札幌1800mでは不振だったが、この2週で2勝、2着1回とにわかに盛り返してきたのも後押し。母アマノチェリーランはデインヒル系にムトトの配合で、洋芝はとても合うはず。
上位評価は③インヴィクタ、⑨コリエドール。押さえで④トリオンフ、⑫アドマイヤウイナーだ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。