日曜中山11R オールカマー(G2)(芝2200m)

近年はもともとのこのレースの意義(ハンデ戦で、格下でもアラブ馬でもなんでも来いという名目で創設された)は立ち消えて、一流馬が秋の始動戦に選ぶことが増えてきた。ただし、格がそのまま通用するというわけでもない。目立つのは、この2200mという距離で行われた重賞での連対経験馬が、ここでも連対しやすいという傾向である。
もちろん格も上位なのだが、その意味でも⑦マリアライトの軸は不動とみる。

宝塚記念とエリザベス女王杯と、この距離のG1を2つ勝っている。去年は完敗の5着だったが、その後の成長は著しい。その去年は外を回らされた馬の不利が目立っていたが、今年はおそらく馬場も適度に時計がかかり、外からでも届きやすい。母の父エルコンドルパサーも中山で信頼度絶大だ。

この馬は同じ中山2200のアメリカJCCで勝ち、一昨年のオールカマー(新潟施行)で3着。この舞台なら蘇っていい。前走にも復活の芽が見えた。

相手上位は⑤ツクバアズマオー、⑥ゴールドアクター。押さえで⑫カレンミロティック、⑩サムソンズプライド。