水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R アルゼンチン共和国杯(G2)(芝2500m)

◎本命馬
①モンドインテロ
牡4、美浦・手塚厩舎、ルメール騎手

すっかり出世レースとして定評が出てきたアルゼンチン共和国杯。ここでの連対馬から、のちに有馬記念、春秋の天皇賞、はては海外と、G1の座へ駆け昇った馬は枚挙に暇ない。
東京の2500mは、2400mと100mしか違わないのに遥かにスタミナが求められ、G1ではスピード面、瞬発力で足らない馬の健闘も目立つ。ただそうしたタイプはあくまでヒモ穴で、勝ち切るには瞬発力も必要。そのバランスがG1馬輩出へ繋がっているのだろう。
なお、トップハンデは受難の傾向が強く、過去10年で勝ったのはトーセンジョーダンのみ。
血統的には、グレイソヴリン系とロベルト系がポイント。父グレイソヴリン系はこの10年で4頭が3着以内。母父グレイソヴリン系は3頭が3着以内。そして準グレイソヴリン系(父ハーツクライ、アドマイヤベガ)が3頭3着以内となっている。
また父ロベルト系は6頭が3着以内。母の父ロベルト系が4頭馬券になっている。

今年は、これらの傾向に該当する馬から、母の父がロベルト系ブライアンズタイムの①モンドインテロを選んだ。加えて近親にビワハヤヒデ、ナリタブライアン、キズナらがいる名門。4歳の秋、出世するならここらで勝っておきたいところだ。もたついているヒマはないだろう。

$お宝馬
⑫レコンダイト

トニービンの影響が強い父ハーツクライで、準グレイソヴリン系とも言える馬。去年の目黒記念2着があり、コース実績もある。切れに欠けるが、唯一走るのがスタミナとパワーに特化したこの舞台だと思う。今年の目黒記念は5着だが0秒2差、鞍上の判断ミスもあり、もっと際どかったはず。休み明けを一度叩いて今回が勝負だろう。叩き2走目は過去2勝している。

相手上位は⑪シュヴァルグラン⑥クリールカイザー⑬ヴォルシェーブ。押さえで⑤アルバート⑧フェイムゲーム⑭フェスティヴイェル


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