水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R ジャパンカップ(G1)(芝2400m)

◎本命馬
⑰シュヴァルグラン
牡4、栗東・友道厩舎、福永騎手

まず懸念されていた雨だが、東京については土曜夕方現在の予報では、当初想定されていたより降り出しが遅れるようで、どうやらレース時点では降らないことが濃厚。ならば良馬場としてはややパワーが要るという、土曜の芝コンディションが続き、内外の有利不利はほとんど無いコースとなりそうだ。
ただ、馬場の如何に拘わらず、本命は決まっていた。⑰シュヴァルグランが、初のG1タイトルを奪取するはずだ。

馬格以上にフットワークの大きな馬ながら、上がりが速いレースでも、かかっても、共に対応できる器用さがある。伸び伸び走れる大外はむしろ歓迎。軽い馬場で究極の切れ味比べになると見劣るが、今の馬場、そしてキタサンブラックの存在から、明日の舞台ではそれはほとんどあり得ない。

父ハーツクライはJC惜敗の2着、近親にはJC勝ち馬のシングスピールもいる。とかく姉ヴィルシーナが強調される一族だが、世界的良牝系でもあるのだ。安定味があって大崩れしないのが魅力の血統でもある。前走八分のデキでも勝ってしまったほどの充実度、勢いに乗ればさらに化けるのがハーツクライ産駒の大物。キタサン、ゴールドにコース適性の問題、ディーマジェスティにコンディションの問題が取り沙汰されるなら、何も死角らしい死角のないこの馬で、互角以上と考える。

$お宝馬
⑭レインボーライン

朝から雨なら外国馬をここで挙げることも考えたが、この予報ではさすがにやめておく。ならばシブトさなら一流のこの馬を挙げる。とにかくシッカリ走れる馬で、今まで苦しくなって他馬に抜かれたシーンを見たことがない。モーリス、サトノダイヤモンドとの着差からも、馬券圏は期待できる。
東京2400といえばディープインパクトは当然としても、勝るとも劣らない実績の種牡馬はハーツクライとステイゴールドだ。

相手は③ゴールドアクター⑯リアルスティール⑫サウンズオブアース①キタサンブラック⑨ディーマジェスティ。ヒモで押さえたいのは一応、雨が降った時のために⑧イラプト