- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【ジャパンカップ】新王者降臨
2016/11/26(土)
日曜東京11R ジャパンカップ(G1)(芝2400m)
◎本命馬 |
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⑰シュヴァルグラン 牡4、栗東・友道厩舎、福永騎手 |
まず懸念されていた雨だが、東京については土曜夕方現在の予報では、当初想定されていたより降り出しが遅れるようで、どうやらレース時点では降らないことが濃厚。ならば良馬場としてはややパワーが要るという、土曜の芝コンディションが続き、内外の有利不利はほとんど無いコースとなりそうだ。
ただ、馬場の如何に拘わらず、本命は決まっていた。⑰シュヴァルグランが、初のG1タイトルを奪取するはずだ。
馬格以上にフットワークの大きな馬ながら、上がりが速いレースでも、かかっても、共に対応できる器用さがある。伸び伸び走れる大外はむしろ歓迎。軽い馬場で究極の切れ味比べになると見劣るが、今の馬場、そしてキタサンブラックの存在から、明日の舞台ではそれはほとんどあり得ない。
父ハーツクライはJC惜敗の2着、近親にはJC勝ち馬のシングスピールもいる。とかく姉ヴィルシーナが強調される一族だが、世界的良牝系でもあるのだ。安定味があって大崩れしないのが魅力の血統でもある。前走八分のデキでも勝ってしまったほどの充実度、勢いに乗ればさらに化けるのがハーツクライ産駒の大物。キタサン、ゴールドにコース適性の問題、ディーマジェスティにコンディションの問題が取り沙汰されるなら、何も死角らしい死角のないこの馬で、互角以上と考える。
$お宝馬 |
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⑭レインボーライン |
朝から雨なら外国馬をここで挙げることも考えたが、この予報ではさすがにやめておく。ならばシブトさなら一流のこの馬を挙げる。とにかくシッカリ走れる馬で、今まで苦しくなって他馬に抜かれたシーンを見たことがない。モーリス、サトノダイヤモンドとの着差からも、馬券圏は期待できる。
東京2400といえばディープインパクトは当然としても、勝るとも劣らない実績の種牡馬はハーツクライとステイゴールドだ。
相手は③ゴールドアクター、⑯リアルスティール、⑫サウンズオブアース、①キタサンブラック、⑨ディーマジェスティ。ヒモで押さえたいのは一応、雨が降った時のために⑧イラプト。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。