水上学の血統トレジャーハンティング

日曜阪神11R 朝日杯FS(G1)(芝1600m)

◎本命馬
⑧ダンビュライト
牡2、栗東・音無厩舎、ルメール騎手

話題を集めているのは牝馬のミスエルテ。しかし、前走のファンタジーSは数字を精査すると見かけの派手さほどの内容が無かったのも事実。メンバーレベルがとても低かった上に、他に同じ上がりを出した馬が2頭いたし、過去の同レースではダノングラシアスと走破タイム、上がり共にほとんど同じ内容だった。もちろん強い牝馬であることは間違いないが、さりとてここで圧倒的な人気にするほどの中身とは言えない。今回が試金石だろう。試金石の馬ではなく、結果を出している馬に本命を打ちたい。

阪神マイルは、ディープインパクトかキングマンボ系の好走が目立っていて、当初はディープ産駒のサトノアレスかとも思ったが、さすがにこの枠では対抗まで。ならばキングマンボ系唯一の出走馬、⑧ダンビュライトが本命だ。

前走サウジアラビアRCでは、次走でレベルの高い東スポ杯を差し切るブレスジャーニーと僅差の2着。休み明けの分最後はもたれてしまったが、まともならどうなっていたか。リアファル、マリアライト、アロンダイトらの近親という良血で、底力十分。意外と単勝オッズがつく(前売り時点)こともあり、軸に指名したい。

$お宝馬
⑰サトノアレス

ということで、ディープ産駒のこの馬はお宝馬に回した。もう1頭の同産駒、クリアザトラックがかなり人気になっていて、お宝馬にはふさわしくないこともあり、オッズからはこちらの方が格好の穴馬だ。前付けから速い上がりが使えるのが武器で、大物感はないが現状の完成度は高い。

相手上位は⑥クリアザトラック⑩モンドキャンノ。アタマなしのヒモで⑬ミスエルテ⑮レッドアンシェル、暴走気味の大逃げを打ったら残り目がある⑱トラストまで。