水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中山10R 有馬記念(G1)(芝2500m)

◎本命馬
⑭シュヴァルグラン
牡4、栗東・友道厩舎、福永騎手

3日間開催の3日目という巡りで行われる初めての有馬記念。しかも金曜は雨の影響が残り、内目が荒れて外目からの差しがよく届いた。土曜1日使い、また日曜も使う。瞬発力勝負の馬には厳しい馬場になることが予想される。
そんな馬場だから、今年は外枠もマイナスとはならないだろう。パワーとスタミナを問われる有馬記念になる。ハーツクライの馬場になっているとみた。⑭シュヴァルグランで行く。

金曜の当該コースもハーツクライ産駒が勝ち切った。ズブさを見せつつ坂でまた伸びたカフジプリンスだが、まさにこのレースぶりはシュヴァルグランに通ずるものだ。

ハーツクライ産駒は中山2500mでの実績はステイゴールドと並んで高いし、母方は、言わずと知れた超名門牝系で、半姉にヴィルシーナ、近親にフレールジャック、シングスピールらがおり、母の父が世界的大種牡馬のマキャヴェリアン。晩成タイプの血統で、いよいよ本格化だ。完勝した阪神大賞典のような、小回りで急坂を2度昇るパワフルなコースは大歓迎。臆せず早めに動いてほしい。切れを問われる東京より中山で、悲願のG1初制覇だ。

$お宝馬
④ヤマカツエース

正直、サトノダイヤモンドとキタサンブラックは共に馬券圏から消えないと思うが、何かあって一角が崩れるなら、穴としてマークしたいのは④ヤマカツエースだ。トゥザグローリー、トゥザワールド、エイシンフラッシュが直系で好走したキングマンボ系。そして母の父がグランプリ2回制覇のグラスワンダー。距離云々ではなく、有馬記念への適性が高いとみる。

相手上位は⑪サトノダイヤモンド①キタサンブラック。以下②ゴールドアクター⑥サウンズオブアース⑬デニムアンドルビー⑮アルバート