- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【有馬記念】パワーが問われるグランプリ
2016/12/24(土)
日曜中山10R 有馬記念(G1)(芝2500m)
◎本命馬 |
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⑭シュヴァルグラン 牡4、栗東・友道厩舎、福永騎手 |
3日間開催の3日目という巡りで行われる初めての有馬記念。しかも金曜は雨の影響が残り、内目が荒れて外目からの差しがよく届いた。土曜1日使い、また日曜も使う。瞬発力勝負の馬には厳しい馬場になることが予想される。
そんな馬場だから、今年は外枠もマイナスとはならないだろう。パワーとスタミナを問われる有馬記念になる。ハーツクライの馬場になっているとみた。⑭シュヴァルグランで行く。
金曜の当該コースもハーツクライ産駒が勝ち切った。ズブさを見せつつ坂でまた伸びたカフジプリンスだが、まさにこのレースぶりはシュヴァルグランに通ずるものだ。
ハーツクライ産駒は中山2500mでの実績はステイゴールドと並んで高いし、母方は、言わずと知れた超名門牝系で、半姉にヴィルシーナ、近親にフレールジャック、シングスピールらがおり、母の父が世界的大種牡馬のマキャヴェリアン。晩成タイプの血統で、いよいよ本格化だ。完勝した阪神大賞典のような、小回りで急坂を2度昇るパワフルなコースは大歓迎。臆せず早めに動いてほしい。切れを問われる東京より中山で、悲願のG1初制覇だ。
$お宝馬 |
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④ヤマカツエース |
正直、サトノダイヤモンドとキタサンブラックは共に馬券圏から消えないと思うが、何かあって一角が崩れるなら、穴としてマークしたいのは④ヤマカツエースだ。トゥザグローリー、トゥザワールド、エイシンフラッシュが直系で好走したキングマンボ系。そして母の父がグランプリ2回制覇のグラスワンダー。距離云々ではなく、有馬記念への適性が高いとみる。
相手上位は⑪サトノダイヤモンド、①キタサンブラック。以下②ゴールドアクター、⑥サウンズオブアース、⑬デニムアンドルビー、⑮アルバート。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。