
- 5月4日 京都11R 天皇賞・春(G1)
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本命馬◎ヘデントール(1人気) 1着
高速ステイヤーの血統恐るべし!
- 4月27日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎ヴァルキリーバース(1人気) 2着
新緑の府中で開花の予感!?
【中山金杯】軸は堅いが
2017/1/4(水)
木曜中山11R 中山金杯(G3)(芝2000m)
◎本命馬 |
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③ツクバアズマオー 牡6、美浦・尾形充厩舎、吉田豊騎手 |
読者の皆さま、本年もよろしくお願い致します。
年の初めの金杯は、G3の中でも最も注目度の高いレースと言っても過言ではないだろう。まずは中山の金杯で勝負したい。ここは堅い軸馬がいる。③ツクバアズマオーだ。
いかにもステイゴールド産駒らしい小回り巧者であり、しかも母の父は、ブルードメアサイアーとして高い安定度を誇るジャイアンツコーズウェイだ。
間隔が詰まるディセンバーSからの臨戦だが、過去にトウショウシロッコ、ダイワファルコンらの好走例があり、しかも前走は中間一頓挫あって追い不足のため8キロ増えていたことを考慮すれば、むしろプラスになりそうだ。
唯一の弱点は高速決着だが、このメンバーではまずそうはならないだろう。勝ち切れるかどうかはともかく、軸としてはかなり堅そうだ。
$お宝馬 |
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⑫シャドウパーティー |
軸は堅いとしても、ヒモは難しいレース。穴馬として推したいのがこれ。パワーを増強された配合で、コースは最も得意な舞台。前走は14キロ増が響いたもので、今回は体重減前提で狙いたい。近2年制覇している種牡馬はキングカメハメハだが、同じキングマンボの流れである。
相手上位は①シャイニープリンス、⑧マイネルフロスト、⑥ダノンメジャー。押さえは⑤ロンギングダンサー、⑩ストロングタイタン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。