水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中山11R フェアリーS(G3)(芝1600m)

◎$本命馬&お宝馬
⑮ライジングリーズン
(牝3、美浦・奥村武厩舎、丸田騎手)

重賞といっても、実質は牝馬限定の500万特別と考えた方がいい。実績が全くアテにならないレースなのは、過去の好走馬を見ても明らか。毎年のように波乱の決着となっており、空振り覚悟のフルスイングで行った方が得策だと思う。
狙うは⑮ライジングリーズンだ。

9月に新馬戦を当該コースで勝った時が稍重。秋の中山の軽い芝での稍重は、2歳牝馬にとってかなり力の要るコンディションになっていると判断できるのだが、その馬場で緩みの無い流れのレースを好位で脚をため、直線で一気に弾けて勝ち切ったレースは、目の前で見ていたがかなりの迫力があった。ただ使える脚が短い印象で、続くアルテミスSは一気の直線延長、相手強化、出遅れとマイナスの条件が重なって大敗。これは今回の舞台なら度外視できる負けだ。
牝馬にしてはソコソコ大きめの馬格でパワーがあり、中山がベターなのはいうまでもない。

また血統的には、父か母の父がキングマンボ系という馬の好走が目立つレースなのだが、この馬はこれにも該当(母の父キングカメハメハ)。また近親にブルーコンコルドのいる在来牝系で、ここでもパワーが裏打ちされている。おそらく単勝30倍台は下らないと見て、本命馬兼お宝馬に推す。

相手上位は③アエロリット⑯キャスパリーグ⑪メローブリーズ。以下④ブラックオニキス①コーラルプリンセス⑭アマノガワ⑬パフォーム⑦キュイキュイと手広く。