混戦の3歳牡馬路線、結局混迷としたままトライアルシリーズに突入する。出走権をつかめば、まだ1勝の馬でもチャンスがある。狙うはここで絶対に権利を獲りたい③グローブシアターだ。
半兄エピファネイアがここで4着、全兄リオンディーズが2着。こう書くと頼りないようだが、兄たちはこの時点で皐月賞へ出るに足る十分な賞金を持っていた。こちらはまだ400万。モチベーションが違う。
言うまでもない母は女傑シーザリオ。春の中山ではフラワーC勝ちもある。そして父キングカメハメハ産駒からは、コディーノ、トゥザワールド、去年の兄に加えエアスピネルと、近年は毎年のように3着以内馬が出ている。

まだ幼い面は残っているが、資質ならカデナやコマノインパルスにも劣らない。何とか権利をもぎ取って、混戦の本番に名乗りを上げてほしい。

ここまではマイルにこだわって使われてきたが、血統的には中距離馬だ。権利を獲りたい馬は他にも揃っているが、もともとスピード不足のタイプで、この距離なら別の走りが見られる可能性はある。不気味な鞍上含めて、穴に狙いたい。

相手上位はこちらも権利が欲しい⑨ダイワキャグニー。そして⑦コマノインパルス。押さえで⑪カデナ、⑤サトノマックス、④ダンビュライト。