「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【NHKマイルC】新天地を見つけろ
2017/5/6(土)
日曜東京11R NHKマイルC(G1)(芝1600m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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⑤プラチナヴォイス (牡3、栗東・鮫島厩舎、石川騎手) |
このレースのポイントは、まず血統的にダート要素が強く出ていること。ペースが緩まず、速い決着になりやすいので、スピードを持続させるダート兼用のファクターが必要となるのだ。
また、マイル以下の戦線よりはクラシック組。ただし着順は関係ない。目下3年連続で皐月賞組が馬券になっている。
これらを総合して、「一応の」本命は⑤プラチナヴォイス。エンパイアメーカー産駒でダート的な要素は十分。ダート血統によく見られるように、速い時計の出るキレイな芝に強く、スピードの持続力をダート的な要素でカバーしている。祖母の弟がディープインパクトという良質牝系だ。おそらく、今後はマイル前後が主戦場になっていくタイプとみる。マイルでの素質開花に期待して、本命兼お宝馬に指名する。
上位評価は⑮レッドアンシェル、相性のよいフレンチデピュティ~クロフネラインの⑯アエロリット、兄がここを勝っている⑨タイセイスターリー、距離短縮がハマりそうな⑬トラストあたり。
その他にも①モンドキャンノ、⑥ボンセルヴィーソ、⑱ガンサリュート、③アウトライアーズなど挙げていけばキリがない。人気薄を上位にしているので3連複の3列目は、総流しに近い状態でもいいだろう。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。