土曜福島11R 安達太良S(ダート1700m)

このレース、人気所に不安ありとみる。

コスモカナディアンは休み明け、しかも去年の夏は北海道での3戦で、本土の酷暑はデビュー当初の2戦以来となる(ちなみに共に芝で大敗)。そしてクインズサターンは、やはり追い込み一手では届かない危険はつきまとう。外枠になったのはいいが…。またエネスクは小回りは良いが中山ベターで、平坦ローカルになると少し頼りない。

そこで軸としては現級で安定、夏実績、ローカル実績もある⑥クラシックメタルを据えたい。

夏の福島では一昨年2着、そして結構蒸し暑かった前走でも連対。ただ、これまでは体質の弱さと使い込めないテンションが災いして、出世が遅れていた。去年の春に去勢手術に踏み切ったが、やっとその効果が出て実が入ってきた印象。ここ2走は流れたペースを、先行から粘り込む強い競馬を見せていた。
もともと、祖母にバレークイーン、つまりは叔父がフサイチコンコルドやアンライバルド、従兄にリンカーンらがいる超名門。競走能力自体はとても高い一族だ。

休み明けだが、名うての鉄砲巧者。小回りでも結果を出している。午後にひと雨ありそうな福島の予報もプラスに働くはず。福島ダート1700mでの種牡馬成績がトップクラスのキングカメハメハ産駒。大駆けが怖い。

上位評価は⑭クインズサターン、⑤エネスク。押さえは②クロフネビームス、⑫トゥルーウインド、③スノーモンキー、⑧コスモカナディアンだ。