- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【函館記念】ジンクスは夏競馬でこそ
2017/7/15(土)
日曜函館11R 函館記念(G3)(芝2000m)
◎本命馬 |
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⑥アングライフェン 牡5、栗東・安田隆厩舎、北村友騎手 |
荒れるハンデ戦。今年も人気馬には不安がある。サトノアレスには、知られた話だが巴賞の勝ち馬が大不振であるというジンクスがのしかかる。07年以降【0-1-0-9】で、1番人気もこの中に3頭含まれているのだ。
また近10年ではトップハンデは2回しか3着までに入っておらず、去年の勝ち馬マイネルミラノが該当してしまう。重賞のジンクスが意外と当てはまることが多いのが夏競馬だ。今年も疑ってかかりたい。
また去年3着のツクバアズマオーは、ローテーションが去年と全く違う。ステイインシアトルは同型脚質馬が揃った。
血統的にはサンデー系のパワー種牡馬が近年優勢だ。今夏の函館2000mでもこの傾向は出ていて、とくにステイゴールドとマンハッタンカフェが安定好走している。
そこで注目したいのは⑥アングライフェン。巴賞では上がり最速のクビ差2着。サトノアレスより当時2キロ重かった斤量は、今回1キロ差に詰まる。3歳以降は夏競馬も得意。決め手はステイゴールド産駒であり、母の血も洋芝向き。それでいて1分58秒台の決着になっても対応できるのが強みだ。
$お宝馬 |
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②ダンツプリウス |
巴賞の負け方が程良いところだ。先行して終い一杯の流れ込み、いかにも叩き台の内容だった。マヤノライジン、キングトップガン、イケトップガン、ハギノハイブリッドと、函館記念で穴馬を何度も走らせたロベルト系ブライアンズタイムの系譜。おまけに母の父がマンハッタンカフェで、穴馬として最大の魅力ありだ。
上位候補は⑯サクラアンプルール、⑪ツクバアズマオー、⑩ステイインシアトル、⑦マイネルミラノ。押さえは④ケイティープライド、⑫ルミナスウォリアー、⑤レッドソロモン、①サトノアレスだ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。