- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
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本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
【セントライト記念】適材適所、明日が本番
2017/9/17(日)
月曜中山11R セントライト記念(G2)(芝2200m)
◎本命馬 |
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④クリンチャー 牡3、栗東・宮本厩舎、藤岡佑騎手 |
とにもかくにも、開催が日程通り行われてひと安心。阪神より中山の方が馬場が悪化するとは想定外だったが…。日曜の中山芝は稍重発表の時間帯でも、後半では荒れた所にまばらに水が光るさまが見え、蹄音もドタドタとかなり低く響いていて、含水量の多さを窺わせた。
日曜は台風一過、晴れて暑くなる予報となっており、乾いて行くことは間違いないが、それでも稍重までではないだろうか。
時計の出ないパワーの要る芝、コーナー4つの2200m…もろもろ想定して④クリンチャーを本命に指名する。距離的には菊花賞ではいささか苦しく、むしろ狙いはここではないだろうか。
それでなくともこのレースは、「父か母の父ロベルト系」という馬の好走が続いている。クリンチャーの母の父がロベルト系の総本山ブライアンズタイム。さらに父ディープスカイの産駒はダートで走る馬が多いが、ダートで産駒が走る種牡馬の子供には、芝なら野芝で荒れ芝になった時に向く、というタイプが多い。
皐月賞はあと一歩で馬券圏。ハナにはこだわらない先行型で、とにかくマイペースならしぶとい。瞬発力に特化したダービーの大敗は度外視したい。
$お宝馬 |
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⑪インペリアルフィズ |
全兄ダービーフィズは2013年のこのレースでハナ差2着。差しも届く今の芝で、操縦性の高いこの馬が田辺騎乗で外枠に入った。時計が出ない芝を望んでいるクチなのはクリンチャーと同じ。血統からの穴指名には恰好の存在だ。なお近親にはマンハッタンカフェ、一族にはブエナビスタもいるドイツ牝系の名門である。
上位評価は⑤ミッキースワロー、②サトノクロニクル、⑭クレッシェンドラヴ。押さえで⑦アルアイン、⑥サーレンブラント、⑩サンデームーティエ、⑬ストロングレヴィル。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。