- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【シリウスS】カギは馬場状態とハンデ
2017/9/29(金)
土曜阪神11R シリウスS(G3)(ダート2000m)
◎本命馬 |
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⑬ピオネロ 牡6、栗東・松永幹厩舎、福永騎手 |
なかなか拮抗したメンバーが揃った。ただ、軽いダートの方が合っている馬、あるいはハンデが軽い時に好走が集まっている馬もいて、本命馬選びは意外とスンナリ決まった。去年2着だった⑬ピオネロを指名したい。
まず阪神ダート2000mは、血統的には芝要素の強めの配合がなぜか合っているコースだ。ピオネロはネオユニヴァース産駒で南米牝系、自身も当初は芝で台頭してきた馬。かといって、軽いダートでないとダメということはない。決め手がない分、持続力を押し出して戦える良馬場のダートで能力が発揮できるようになったということだろう。このところ福永騎手の手を離れていたが、本来はベストパートナーと言っていい存在。今度こそ重賞へ手が届くチャンスだ。
$お宝馬 |
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⑮トップディーヴォ |
道悪ダートでは6戦して4勝、2着2回と連対を外したことがないが、反対に稍重、良馬場になると勝ち切れない。とはいうものの、【2-0-2-9】というだけで、大きく劣るわけではない。使える脚が短いので、今回あまり縦長にならない展開になりそうなのはいいだろう。単体の種牡馬としてはキングカメハメハ産駒が比較的好走し易い傾向のあるレースであり、また母の父は大種牡馬デピュティミニスター。ムラだがハマれば面白い。
上位評価は⑥マスクゾロ、⑫ミツバ。押さえは③モルトベーネ、⑭タガノゴールド、⑤ドラゴンバローズ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。