- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【毎日王冠】本来晩成の血
2017/10/7(土)
日曜東京11R 毎日王冠(G2)(芝1800m)
◎本命馬 |
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⑫サトノアラジン 牡6、栗東・池江寿厩舎、川田騎手 |
女性が牽引する時代?競馬界のニュークイーン候補は、某新党党首よりはかなり若々しい①ソウルスターリング。だがここでメイチに仕上げる意味はなく、あくまで試金石であることを忘れてはならない。むしろ買いたいのはここより本番の方だ。また最内枠を引いたこともベストではない。おそらく押し出されるようにハナに立ってしまうのではないだろうか。53キロの利はあるが、古馬牡馬相手にマークされると走りづらいだろう。
休み明けは少し気になるが、当該コースベストのディープインパクト産駒で、鉄砲も走る⑫サトノアラジンが本命。意外と人気の盲点になっているように思う。
春のクラシックに乗せようとしていた時期もあるが、この牝系は全姉ラキシスを見るまでもなく、本来晩成型。安田記念を見るに、ようやく完成期に入ったように思う。菊花賞で好走したり、その後スワンSを勝ったりと距離適性がフラついた時期もあるが、本質は1800mから2000mがベストの配合だ。近年は外からの差しも決まる開幕週、切れ味ならやはりこちらの方が上だろう。スンナリ下げられる良い枠も引けた。
$お宝馬 |
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④アストラエンブレム |
本当の意味での穴馬の出番はないと思うが、10倍を超えているという意味で、敢えて推しておきたいのがこの馬。好位から速い脚を使えるのが武器。ソウルスターリングの直後をマークし、ひと脚使えば勝ち負けになっても驚けない。ソラを使う癖があり、勝ち切りは見えづらいが、馬券圏という意味なら軽視禁物。ただし切れが持続しないので、後ろに構えたら万事休す。
上位評価は⑦グレーターロンドン。押さえで①ソウルスターリング、②マカヒキ、⑧リアルスティール。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。