- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【富士S】一転、連勝のステージへ
2017/10/20(金)
土曜東京11R 富士S(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
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⑪グランシルク 牡5、美浦・戸田厩舎、田辺騎手 |
今週末も全国的に雨に祟られる開催となりそうだ。東京も中休みこそ1日あったものの、ほぼ2週間、大なり小なり降り続いている。金曜の府中は日中は曇り空だったが、夕方にまた降りだした。稍重発表になるか、重発表になるかは微妙だが、稍重でもほとんど重に近いコンディションと見るべきだろう。
このような芝での東京は、馬場真ん中あたりからの差しがスイートスポット。理想的なところを走れそうなのが⑪グランシルク。一時はなかなか勝ち切れなかったが、前走で別馬のような機動力を見せて勝ち切った。田辺騎手が継続して乗れるのは大きい。道悪も不安がなく、連勝を期待したい。
この馬の素晴らしさは馬場状態だけでなく、開催場も不問であること。古馬になって、それまでとは違う器用さも見せてきた。ステイゴールド×ダイナフォーマーなら、道悪はなおいいくらい。安心して軸とする。
$お宝馬 |
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⑦マイネルアウラート |
そのグランシルクを、ニューイヤーSで倒しているのがこの馬。ここ2走はシンガリ負けを喫しているが、暑さに全く弱い馬であることは陣営が証言している。このところの寒さで、ようやく本来の姿に戻れるはずだ。こちらもまたステイゴールド産駒、そして母の父がトウカイテイオーは道悪得意血統。一変があっても驚けない。
上位評価は⑥エアスピネル、④ガリバルディ、⑩クラリティシチー。押さえに⑮イスラボニータ、⑧ロードクエスト、⑤ペルシアンナイト、③ブラックムーン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。