「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【シンザン記念】今回が最も妙味あり?
2018/1/7(日)
月曜京都11R シンザン記念(G3)(芝外1600m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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⑨カフジバンガード (牡3、栗東・松元厩舎、藤岡康騎手) |
重賞で連対、G1で見せ場を作ったファストアプローチに人気が集まるのは当然だが、その他にもちょっと理解に苦しむ人気馬がいて、馬券妙味は出てきたと思う。狙うは⑨カフジバンガードだ。
東スポ杯で強敵相手の競馬をしたことで覚醒したのか、次走こうやまき賞はまくるように動いて叩き合いを制した。ハービンジャー産駒で母父サンデーのこうやまき賞勝ちからシンザン記念好走(3着)は、去年のペルシアンナイトと同じパターン。ペルシアンは直線大きな不利を受けており、まともなら連対は確実だった。このレース、コースへの適性は保証できる。
牝系はボールドアンドエイブル、ホープフリーオン、アリダーなど、昭和50年代から60年代に成功した懐かしい北米パワー種牡馬を輩出しているもので、厳寒期にも強そうだ。雨も問題なし。
前売りで単勝10倍なら、本命兼お宝馬とする。
上位評価は①スターリーステージ、②ファストアプローチ、⑧プリュス。押さえで⑪カシアス、⑥ブランモンストル、③アーモンドアイ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。