- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【共同通信杯】始動戦とは言っていられない
2018/2/10(土)
日曜東京11R 共同通信杯(G3)(芝1800m)
◎本命馬 |
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⑩ゴーフォザサミット 牡3、美浦・藤沢和厩舎、田辺騎手 |
東京の雨は土曜の夜降り続くが、未明には上がりそう。午後は晴れ間が出るとのことで、魔法の水はけを誇る東京芝は道悪とまではならないだろう。良に近い稍重、もしかすると稍重に近い良にまで回復するかもしれない。道悪適性は考えなくてよさそうだ。とはいえ、硬くて速い馬場ではないことは確か。切れよりパワーとなるだろう。
ラジオ日本を聴取していただいた方はご存知と思うが、共同通信杯について私は「2強」という言い方をした。1頭はグレイル、そしてもう1頭はこの⑩ゴーフォザサミットだ。
圧倒的な前売り人気のグレイルは、すでに賞金を持っていて、余裕の調整で臨むはず。対してゴーフォザサミットは、ここで賞金を積むことが至上命題だろう。
前走の勝ち時計は、同週の1600万に匹敵するもの。持続力と瞬発力を兼備した走りで、中距離なら世代トップクラスの能力を窺わせるもの。ホープフルSに出てくれば勝ち負けと見ていたが、なぜか回避してしまった。同厩他馬との兼ね合いもあったのだろう。ならばここはその分、モチベーションも上がる。もしかしたら東京しか使わず皐月賞には向かわない可能性もゼロではないと邪推しており、万一そうならばなおさらここは勝負だろう。
今の芝ならハーツクライには向いているし(グレイルもそうだが)、ショウナンマイティの半弟という牝系は自在性もある。本命はこちらとしたい。
$お宝馬 |
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②カフジバンガード |
正直言って、強く推したいほどの人気薄はいない。ただ、いわゆる「物差し理論」でいえば、ワグネリアンの4着、グローリーヴェイズに先着しての勝利となれば、当然この馬にも重賞勝ち負けの力はあるとみていいだろう。もちろん今回の相手との上下関係はあるが、このオッズなら狙ってみていい。左回りの方が動けるのは確かだし、また出負けしたとしても東京の直線なら挽回が利く。
相手上位はもちろん⑫グレイル、⑨ステイフーリッシュ。押さえは⑥オウケンムーン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。