- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【アクアマリンS】開幕週といえども
2018/2/23(金)
土曜中山11R アクアマリンS(芝1200m)
◎本命馬 |
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⑨アッラサルーテ 牝5、美浦・石橋脩騎手、手塚厩舎 |
このレースに限らず、今週の出走馬の陣営コメントには、「開幕週の馬場なら」という声がよく聞かれる。
これが、キレイな芝を歓迎するという意味なら分かるのだが、もし時計の出る馬場を想定しているのだとすると、この期待は裏切られるはず。
というのも、ご存知の方も多いと思うが、近年の連続開催開幕週の芝では、前開催後にエアレーションなどの措置を施すことが普通となり(今回の中山もそう)、また中山は芝刈りを16日以降行っておらず、さらに木曜金曜で5.5ミリの雨が降っているのだ。むしろ芝が長く、路盤が柔らかめのパワーを要する馬場になっていると考えるべきだろう。
このようなコンディションなら、ダイワメジャー産駒でコジーン産駒の母を配合した⑨アッラサルーテに向いた芝だろう。1400mベストくらいの「スタミナ型スプリンター」というのが好走馬のイメージで、これにピッタリだ。全姉エピセアロームは阪急杯5着、チューリップ賞2着もあったスプリンター、近親にはサクラローレル。パワーの強い牝系でもある。
$お宝馬 |
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⑪クラウンアイリス |
寒い時期がサッパリなのが気にはなるが、ロドリゴデトリアーノ×クロフネという、パワーだけなら一番の配合。牝馬7歳という年齢は楽ではないが、タフな展開になった方が走れる血統だ。手の合う鞍上に替わって一発あっていい。
相手上位は①エンゲルヘン、⑭ロードセレリティ、⑧ワンアフター。押さえで⑩オールインワン、⑫クリノハッチャン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。