水上学の血統トレジャーハンティング

日曜中京11R 高松宮記念(G1)(芝1200m)

◎本命馬
⑥レッドファルクス
牡7、美浦・尾関厩舎、Mデムーロ騎手

レベル的にはさほどでもない今のスプリント界だが、その中で卓越した安定度を誇っている⑥レッドファルクスには、現状はケチのつけようがない。1600mでもやれるが、末脚により利が出る1200mがベスト。この安定度は、サウスヴィグラスやスイープトウショウらを引き合いに出すまでもなく、エンドスウィープの系統らしいところである。

レッドファルクスは牝系もスティンガーの甥という良血で、末脚の破壊力は母父サンデーサイレンス譲り。去年は悪い馬場に苦しんだが、それでも内を捌いてよく踏ん張っていた。今年は明らかに去年より馬場はよく、去年以上の走りが可能だ。

$お宝馬
③ブリザード

去年のスプリンターズSで初来日、出遅れて直線挽回して5着。香港スプリントも出遅れて3着。出負けの悪癖は痛いが、底力自体はある。

父はヌレイエフ系のスタークラフト、母の父は日本でおなじみのダンチヒ系リダウツチョイスで、しかもヌレイエフの3×3という超近親配合を持つ。初の左回りでも警戒した方がいい。さらに今開催の当該コースは、ノーザンダンサー系に振れている傾向もある。

相手上位は⑬レーヌミノル⑨ファインニードル。押さえは①セイウンコウセイ⑧レッツゴードンキ⑦ナックビーナス⑰キングハート⑪ダンスディレクター