「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 1月26日 中山11R アメリカJCC(G2)
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本命馬◎コスモキュランダ(3人気) 3着
お宝馬$マテンロウレオ(6人気) 2着
- 1月19日 中京11R 日経新春杯(G2)
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お宝馬$マイネルエンペラー(7人気) 3着
斤量&血統の合わせ技一本!
【桜花賞】乱れ桜を愛でる春
2018/4/7(土)
日曜阪神11R 桜花賞(G1)(芝1600m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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④アンコールプリュ (牝3、栗東・友道厩舎、藤岡康騎手) |
もう1つ、阪神JFの勝ち時計をチューリップ賞での勝ち時計が大きく上回ったことは心配。過去の阪神JF→チューリップ→桜花賞連続好走馬の大半は、チューリップ賞を阪神JFより遅く走って、疲労を残していなかった。近い例で人気を裏切った該当馬はソウルスターリングだった。またチューリップ賞の勝ち馬が意外と勝ち切れないというジンクスもある。
アーモンドアイを加えた2強にしても、ローテが異例だし、血統的にはロードカナロア産駒であってもオークスの方がよい配合。どちらにしても戦前の構図は崩れるとみた。
ここは2011年から6年連続で連対していたディープインパクト産駒を狙う。去年は出走が1頭だけでノーカウント。
狙うは人気薄④アンコールプリュだ。ディープインパクトに、純日本血統を掛けた面白い配合だ。兄にブラックシェル、姉にシェルズレイの良血。
母父ウイニングチケットは在来牝系、また母の母ナムラピアリスはトウショウボーイ×タリヤートス×在来牝系ということで、昭和30年代~50年代の活躍父系と在来牝系の配合を重ねた。ディープの切れに、在来らしいタフさと混戦に強いメンタルが補足されている好配合。スピードはやや足らないものの、直線がもつれたら面白い馬。乱桜と見込んで、本命兼お宝馬に指名する。
相手上位は本命と迷った⑦トーセンブレス、⑯フィニフティ、①ラッキーライラック。押さえは⑰マウレア、⑬アーモンドアイ、⑮プリモシーン、⑨リリーノーブル、⑤レッドサクヤ。
水上学も登場!桜花賞大予想バトルの全貌を動画で公開中!(※外部サイトに繋がります)
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。