- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【ヴィクトリアマイル】天が分ける女王の座
2018/5/12(土)
日曜東京11R ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)
◎本命馬 |
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⑥レッドアヴァンセ 牝5、栗東・音無厩舎、北村友騎手 |
当初は、というか土曜の競馬を見るまでは、本命はリスグラシューでいいと考えていた。しかし東京の芝は、先週のまま、いや先週以上に高速化していた。思えば今回のメンバーには、高速決着に不安があるタイプが実に多い。
ならば高速に強いアエロリットが本命……と、ここまで書いたところで、最新の天気予報が入ってきた。なんと府中は午後3時前から雨の予報、夕方6時にはかなり降るとのこと。今朝までの予報が変わり、雨が早まった。つまり、このレースの時間帯がちょうど降り出しに当たりそうなのだ。もし予報よりさらに早まることがあれば、水はけのいい東京といえども、高速馬場にはならない。なんとも難しいことになった。
悩みに悩んだ末、意外に人気があるが⑥レッドアヴァンセを軸とすることにした。
堅い芝に雨が降って稍重……ならば、昨夏新潟1800m、目の前で見た三面川特別の強烈な差し脚を想起する。しかも、速い馬場のままだったとしても、先週日曜に弟たちが同じ東京マイルで9R、11Rと連続好走(1,3着)している。さらに兄はレッドアリオンにクラレント……父関係なく、東京マイルへの適性がとても高い一族だ。グチャグチャの道悪では拙いだろうが、さすがに稍重はキープできるだろう。降らなくても降っても、この馬を軸にするのが最も融通が利きそうだ。
$お宝馬 |
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⑮デアレガーロ |
一発あればこれ。リボー系アレッジドのクロスを持ち、大舞台に強い配合だ。市川Sで高速対応は立証済み、母方がダート血統。それでいて、アレッジドのクロス持ちだから、芝がやや渋っても全く問題はないはずだ。
間隔が空くと取りこぼす傾向はあるし、左回りは1回走って掲示板を外しているが、当時とは馬が違うという都合の良い逃げ口上を添えておきたい。
相手上位評価はもちろん⑯リスグラシューと⑩アエロリット。ヒモには②ミスパンテール、⑤レーヌミノル、⑰デンコウアンジュ、③ラビットラン、⑭リエノテソーロ。
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プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。