水上学の血統トレジャーハンティング

日曜阪神11R 宝塚記念(G1)(芝2200m)

◎$本命馬&お宝馬
⑮ゼーヴィント
(牡5、美浦・木村厩舎、池添騎手)
今年は看板馬がいずれも順調さを欠いている。格の開きのある2番手グループは、馬場コンディションも味方に差を詰められる可能性が大。今年は馬券的妙味がどこから入ってもありそうな宝塚記念だ。

微妙なのは馬場状態。当初の予定より当日の天候が良くなりそう。とはいえ、水曜と、土曜のレース中にかなりの降雨があり、堅いスピード馬場にはならないはずだ。道悪適性とはまではいかなくても、高速馬場を苦にする馬が台頭するコンディションとみる。

もろもろ考慮して、本命兼お宝馬としたのは⑮ゼーヴィントだ。中山、福島での走りを見れば、ディープインパクト産駒には珍しい典型的な小回り巧者。しかも坂を苦にしない。

柔らかい馬場については母父ブライアンズタイムだからこれも問題なし。ナリタブライアン、ビワハヤヒデらの遠縁にあたる牝系で、やや古めながら底力はある。また2500mの近2戦、日経賞と目黒記念が共に距離に泣いた感がある分、300mの短縮は大きい。

相手上位は⑩ヴィブロス⑧ダンビュライト。押さえは⑯キセキ⑬ワーザー(やや乾きすぎるか)、④ミッキーロケット⑦パフォーマプロミス⑨サトノクラウン②ノーブルマーズ⑤ストロングタイタン。人気薄から入るので手広く流したい。

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