- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦でも自信の推奨!
- 10月20日 京都11R 菊花賞(G1)
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お宝馬$アドマイヤテラ(7人気) 3着
「距離に不安なし」の太鼓判!
【テレビユー福島賞】いきなり夏本番、みちのくに涼風を
2018/6/29(金)
土曜福島11R テレビユー福島賞(芝1200m)
◎本命馬 |
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⑧エリシェヴァ 牝5、栗東・角田厩舎、津村騎手 |
毎年、夏の福島開催は土曜に日帰りで参戦する。梅雨寒の東京を朝の新幹線で発ち、1時間半後に降り立つ福島は、駅前のデジタル温度計が33度、34度を差して、その急激な温度差に驚くのが常なのだが、今年は東京の方が先に暑くなった。
東日本の猛暑で、いきなり夏競馬のピークの頃に近い気温。こうなると、暑さへの対応力はチェックした方がいい。パドックはもちろんだが、簡単なのは夏場に、新潟、小倉、中京といった競馬場で好走歴があるかどうか。これを見ておくだけでも、事前予想はだいぶ違ってくる。あとはやはり牝馬だ。
ここも有力どころには牝馬が多い。ただ、レジーナフォルテやアッラサルーテは斤量が少し気になる。アドマイヤナイトは去年もここで良いところがなく、福島自体が不得手かもしれない。ここは背負いなれた斤量で走れる⑧エリシェヴァから入りたい。
血統的には、昨夏の開催前半の当該コースを席捲したミスプロ系であること、母がビリーヴであることが強調材料だ。脚質も自在だし、福島は2走前に好位差しで完勝。間隔を空けた方が良いタイプなので、2ヶ月ぶりのローテもプラスだ。
問題は、冒頭にもったいをつけて書いたことと矛盾するが夏場の実績に乏しいこと。昨年6月の勝利は涼しい函館でのものだった(その次走は鼻出血で度外視)。初夏の阪神、真夏の小倉では着外に終わっている。牝馬なので牡馬のようないわゆる「キ●タマが腫れる」といった暑さ負けはないが、意外と大柄で筋肉量が多いだけに、熱がこもる恐れはある。パドックではしっかり汗をかいていることが望ましい。したたるくらいかいていても構わない。
$お宝馬 |
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⑭ダイトウキョウ |
こちらは牡馬だが夏は歓迎の実績がある。開幕週であっても、意外と差しが届くのが夏の福島。外枠は下げやすく、差しやすい。上位進出の目がある。
相手上位は⑪オーヴィレール、⑤アッラサルーテ、斤量が気になるが③タイムトリップ。押さえは⑨レジーナフォルテ、⑮パーリオミノル、夏場疑問も福島だけは走る②ラズールリッキー。
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プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。