水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜函館11R STV杯◎$本命馬&お宝馬 ダノンハイパワー 6人気 7着 道中は勝ったハウメアの外。4角手前でハウメアと一緒に上がっていこうとしたが、被せられるのを嫌ったハウメアのルメール騎手に外へ弾かれて終わった。馬の走る気が切れてしまい、最後はジリジリ。

★日曜函館11R 函館記念(G3) ◎本命馬 トリコロールブルー 1番人気 6着 今度はルメール騎手が被害に遭う。4角で内に入って、バテて下がってきたカレンラストショーにまともに前を塞がれてしまい、その間に外からも被せられて肝腎のところで全く追えないという不利。そのまま流れ込むしかできなかった。 パドックでは絶好に見えただけに痛恨かつ不運。

$お宝馬 カレンラストショー 10番人気 14着 マイネルハニーのハナを叩くとは思わなかった。強硬にハナを主張し、緩ませずに飛ばして4角手前でバタバタになる。ただの自爆のような走りになってしまった。

【今週のポイント】
猛暑の7月。暑さは馬にとっても大きな影響を及ぼす。中京記念はここ2年は比較的平穏だが、以前は荒れまくっていたレース。暑い季節の実績の有無は1つのポイントとなるだろう。

2012年からこの時期に移ってきて、時季的なこともあるはずで基本的には波乱を見込んでおくべき。人気になりがちなトップハンデ馬には面白い傾向があって、57キロのトップハンデは気にしなくていいものの、57.5キロ以上となると、4年前に勝ったG1馬サダムパテック以外は苦戦しているのだ。今年のトップハンデは57.5キロが3頭。まずはこれらの扱いがカギとなろう。

さらに、去年と一昨年の勝ち馬が顔を揃えた。コース巧者の出やすい中京だけに、リピートの有無もチェックすべきだろう。
今年も非常に面白いメンバーの揃った中京記念。中間の調整具合もチェックしながら、考えを固めていきたい。

【次回の狙い馬】
土曜・福島5R 8着 スタートが鈍く、前半は構えて、直線でそのままの番手で回ってきただけ。明らかにスピード不足、血統からもダート適性の高さは歴然だ。
まだ次は芝を試すかもしれないが、もしダートに矛先を変えてきたらその時は狙いたい。

日曜・函館12R 9着 今回は出負けもあるが、美浦からの直前入厩だけに、そもそも陣営の狙いが次走にあると思われた。おそらく次は札幌、そこでこそだろう。
能力はクラス通用のものは間違いなく、変わり身に期待したい。

※次回出走時については、レース当日の朝に配信されるメルマガにてお伝えしています。

水上学氏による最新著書が発売!amazonでのお求めはコチラ(※外部サイトに繋がります)