
「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 4月20日 中山11R 皐月賞(G1)
-
本命馬◎クロワデュノール(1人気) 2着
血統に基づく堅実な結果!
- 4月19日 阪神11R アンタレスS(G3)
-
本命馬◎ミッキーファイト(1人気) 1着
譲れない一戦で強さを見せた!
【府中牝馬S】ここは貫録勝ちを
2018/10/12(金)
土曜東京11R 府中牝馬S(G2)(芝1800m)
◎本命馬 |
---|
④ディアドラ 牝4、栗東・橋田厩舎、ルメール騎手 |
今日は各場ともメインレースが堅そうだ。となれば、注目度が高い重賞を素直に取り上げる。軸は④ディアドラだ。
1年前に秋華賞を勝ち、その後2走は苦戦も、今春には55キロを背負ってドバイターフで牡馬相手に3着。末脚はひときわ目立っていた。ならばクイーンS完勝から臨む今回、56キロでも負けられないところだろう。ハービンジャー産駒らしく、長い直線で徐々に加速していく能力を発揮するとみる。
$お宝馬 |
---|
②フロンテアクイーン |
場を問わずに安定して走れる地力がある。格負けしそうに見えるが、ジュールポレールとクビ、レッドアヴァンセと小差、ミスパンテールとクビなら、勝ち切れるかどうかはともかくとして、2,3着には十分狙える。実績馬に休み明け動かないタイプが多いので、チャンスはさらに広がったのではないか。
相手上位は⑩リスグラシュー、⑥ジュールポレール。押さえは①クロコスミア。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。