- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦でも自信の推奨!
- 10月20日 京都11R 菊花賞(G1)
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お宝馬$アドマイヤテラ(7人気) 3着
「距離に不安なし」の太鼓判!
【秋華賞】たとえ細い糸でも
2018/10/13(土)
日曜京都11R 秋華賞(G1)(芝2000m)
◎本命馬 |
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②カンタービレ 牝3、栗東・中竹厩舎、武豊騎手 |
アーモンドアイ断然の1強ムード。稽古も超抜で、史上5頭目の牝馬三冠も、九分九厘達成できるだろう。
ただ、エアグルーヴは骨折だから致し方ないとして、ウオッカ、ブエナビスタと負けないと言われた馬が敗れ、ジェンティルドンナもハナ差の辛勝に追い込まれたトリッキーな小回り平坦が舞台。アーモンドアイにとって、最適ではないことは間違いない。外回りや東京なら完全降伏なのだが、細い糸を手繰るがごときではあっても、このコースなら死角を突きたくもなる。相手筆頭、万一逆転の可能性まである刺客として、②カンタービレを推したい。
まずは小回りの秋華賞ながら、意外にも近年圧倒的な成績のディープインパクト産駒であること。さらに父サンデー系に広げても、ゴリゴリの欧州牝馬の配合は好走例がとても多い。器用さがあり、立ち回りならアーモンドアイに勝る。
近親に目だった馬はいないが、遠縁にはエンドスウィープがいる。アーモンドアイがいなければ、今年はこれで勝ち負けと断言できるほどの素材だ。
$お宝馬 |
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⑱ダンサール |
枠は最悪だが……。母はアルゼンチンの2冠牝馬。500万勝ちとは言え、エクレアスパークルを0秒9ちぎったのだから、能力は1000万勝ちレベルのものがあると判断していいだろう。秋華賞は母方が重厚な血統の方がいいので、南米牝系の軽さは少し心配だが、持続力勝負にはもってこいの配合。前に行ける強みもあるし、デムーロ起用が不気味。
相手上位は当然⑪アーモンドアイ、出遅れ癖あるが⑤サラキア。押さえは⑦ラッキーライラック、⑬ミッキーチャーム、⑥パイオニアバイオ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。