- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
-
本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
-
お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
【エリザベス女王杯】新世代への戴冠式
2018/11/10(土)
日曜京都11R エリザベス女王杯(G1)(芝2200m)
◎本命馬 |
---|
⑧カンタービレ 牝3、栗東・中竹厩舎、Cデムーロ騎手 |
昨年の覇者モズカッチャンは調整過程に狂いが生じ、悲願のG1制覇に王手のリスグラシューは0秒4差とはいえ去年着外、しかもそれ以来の中距離戦。3歳以降は連続連対もない。となれば、やはり毎年のように好走馬を出している3歳馬が頂点に立つシーンは十分あり得る。そもそもこのレースは連軸か複軸としては、3歳馬からどれを選ぶかを間違わなければ、かなり的中に近づける。ならば間隔の空いたノームコアより、⑧カンタービレを指名したい。
前走秋華賞の後方待機策には驚いたが、ひときわ目立つ脚で追い込み、自在性を証明できたことは収穫だった。これなら臨機応変の戦法が取れる。
また血統傾向としては、2013年以降、昨年の勝ち馬モズカッチャンを除くと、連対馬がすべて父サンデーサイレンス系。また、秋の京都の芝G1らしく、母方が欧州血統の馬の方が好走しやすいというデータは心強い。距離もむしろ2000m以上の方が良い配合。なぜかテン乗りコンビが不振という不吉なデータもあるが、心配があるとしたらその点だけだ。
$お宝馬 |
---|
⑩ヴァフラーム |
全くの人気薄だが、個人的に大穴候補として挙げておきたいのがこの馬。ハービンジャー産駒だから非サンデー系ではあるのだが、去年の勝ち馬を出した父ではあるし、母の父はかつてクイーンスプマンテ、アヴェンチュラと連対馬を出したジャングルポケットで、叔父にアドマイヤムーン、近親にヒシアマゾン、スリープレスナイトらがいる良血。格下承知で押さえておきたい。
相手上位は⑤レッドジェノヴァ、⑬ノームコア。押さえに⑦モズカッチャン、⑫リスグラシュー、⑨クロコスミア。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。