水上学の血統トレジャーハンティング

日曜京都11R エリザベス女王杯(G1)(芝2200m)

◎本命馬
⑧カンタービレ
牝3、栗東・中竹厩舎、Cデムーロ騎手

昨年の覇者モズカッチャンは調整過程に狂いが生じ、悲願のG1制覇に王手のリスグラシューは0秒4差とはいえ去年着外、しかもそれ以来の中距離戦。3歳以降は連続連対もない。となれば、やはり毎年のように好走馬を出している3歳馬が頂点に立つシーンは十分あり得る。そもそもこのレースは連軸か複軸としては、3歳馬からどれを選ぶかを間違わなければ、かなり的中に近づける。ならば間隔の空いたノームコアより、⑧カンタービレを指名したい。

前走秋華賞の後方待機策には驚いたが、ひときわ目立つ脚で追い込み、自在性を証明できたことは収穫だった。これなら臨機応変の戦法が取れる。
また血統傾向としては、2013年以降、昨年の勝ち馬モズカッチャンを除くと、連対馬がすべて父サンデーサイレンス系。また、秋の京都の芝G1らしく、母方が欧州血統の馬の方が好走しやすいというデータは心強い。距離もむしろ2000m以上の方が良い配合。なぜかテン乗りコンビが不振という不吉なデータもあるが、心配があるとしたらその点だけだ。

$お宝馬
⑩ヴァフラーム

全くの人気薄だが、個人的に大穴候補として挙げておきたいのがこの馬。ハービンジャー産駒だから非サンデー系ではあるのだが、去年の勝ち馬を出した父ではあるし、母の父はかつてクイーンスプマンテ、アヴェンチュラと連対馬を出したジャングルポケットで、叔父にアドマイヤムーン、近親にヒシアマゾン、スリープレスナイトらがいる良血。格下承知で押さえておきたい。

相手上位は⑤レッドジェノヴァ⑬ノームコア。押さえに⑦モズカッチャン⑫リスグラシュー⑨クロコスミア

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