- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【ステイヤーズS】レース史の転換点
2018/11/30(金)
土曜中山11R ステイヤーズS(G2)(芝3600m)
◎本命馬 |
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②ヴォージュ 牡5、栗東・西村厩舎、丸山騎手 |
※①アルバートは出走取消となりました。
同一平地重賞4連覇の偉業がかかるアルバート。モレイラ騎乗で被った人気になりそうだが、不安点がないわけではない。もともと、使い込めない弱さがある馬だが、条件クラスの時期が長かった4歳時を別にすれば、5歳時はここが年4走目、6歳時は5走目ときて、今年は6走目となる。使えているのは良いことなのかもしれないが、その内容は例年に比べると劣化してきている印象が否めない。しかももともとスタートがあまりよくない馬だが、アオり具合が強くなっている。さらに1枠1番も、意外と難しいところがあるこの馬にはプラスとは言えない。敢えて3番手とする。
狙いたいのは、②ヴォージュだ。ナカヤマフェスタ産駒で、母がタニノギムレット×フジキセキというところだけをみれば馴染み深いが、そこ以外のラインはかなりの傍流血統。雑草血統と言ってよく、スタミナはかなりある。その代わり主流の瞬発力には欠け、まさにこのような偏ったレースこそが本領発揮の場だろう。
加えてこのレース、前走はアルゼンチン共和国杯掲示板下の巻き返しが目立つ傾向があり、7着というのはいかにもの着順だ。好位で立ち回れる利もあり、軸として信頼したい。
$お宝馬 |
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⑦ララエクラテール |
お宝と言えるほどの人気薄で面白そうな馬がいないのだが、印を回したい馬の中で最も人気薄と目されるのがララエクラテール。アジュディミツオーの下という渋い血統、ステイゴールド産駒でスタミナとパワー兼備。格上挑戦での56キロは不利だが、前に行く馬、マクリそうな馬が揃い、直線に賭ければ馬券圏はある。
相手上位は⑫アドマイヤエイカン、①アルバート。押さえは斤量が気になる⑪リッジマン、③モンドインテロ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。