- 1月26日 中山11R アメリカJCC(G2)
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本命馬◎コスモキュランダ(3人気) 3着
お宝馬$マテンロウレオ(6人気) 2着
- 1月19日 中京11R 日経新春杯(G2)
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お宝馬$マイネルエンペラー(7人気) 3着
斤量&血統の合わせ技一本!
【フェアリーS】今年は大混戦
2019/1/11(金)
土曜中山11R フェアリーS(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
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⑧ホウオウカトリーヌ 牝3、美浦・栗田徹厩舎、大野騎手 |
出走していれば人気を背負いそうだったコントラチェックやルガールカルム、そして個人的に最も穴の魅力を感じていたシトラスノキセキが除外。紙面の印もやや押し出されている感は否めない。今年は大混戦だ。盲点となっているのは⑧ホウオウカトリーヌだろう。
中山では連対を外していないコース巧者。2勝馬ながら1200mのため侮られている。しかし2走前で東京千四上がり最速なら、3歳初めの牝馬限定レベル、それも中山の千六であればまず問題なくこなせるはずだ。
さらにマツリダゴッホ産駒は中山マイルはとても得意とするコース。千二で先行できるスピードがあり、前不在のこの顔ぶれなら楽に好位、ハナまであるかもしれない。フェアリーSでは逃げ馬が穴を空ける傾向があり、これにも合致。おまけにこのレースと相性の良い「父か母父キングマンボ系」にも母父が該当。混戦を解く軸として信頼したい。
$お宝馬 |
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⑤サンタンデール |
こちらは父がキングマンボ系。加えて母の父が穴製造宝庫種牡馬だったキングヘイローで、一族にメジロアサマやユーワジェームスらがいる古い牝系(スヰート系)。厳寒期にも合う。前走黒松賞はホウオウカトリーヌと同じで、ここでいかにも距離足らずの走りをした。切れがないのでジワジワ伸びのタイプだが、混戦なら馬券になっていい。
上位評価は⑪アクアミラビリス、③エフティイーリス、⑥レーヴドカナロア。
押さえは①フィリアプーラ、⑦ウィンターリリー、⑬グレイスアン、⑯アマーティ、②アゴベイ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。