- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
-
本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
-
本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【京都牝馬S】淀に春を告げる稲妻
2019/2/15(金)
土曜京都11R 京都牝馬S(G3)(芝外1400m)
◎本命馬 |
---|
②ベルーガ 牝4、栗東・中内田厩舎、川田騎手 |
頭数は揃ったが、冷静に見るとメンバーのレベルはさほど高くなく混戦だ。唯一ミスパンテールの実績が抜けてはいるが、それ以外はいささか頼りない。ならばまだキャリア4戦、ようやく復調してきた②ベルーガの末脚に賭けたい。
ファンタジーSを勝ってから1年近くを棒に振って、復帰戦でいきなり勝ち負けに迫る末脚を発揮。前走も追い込んではきたが勝ち馬から離されたのは、反動よりは坂に弱いという印象。前走以外は全て直線平坦コースで切れに切れていた。かといって、キンシャサノキセキ産駒らしく速い芝よりも脚の掛かる芝が向くタイプ。まさに今の京都芝はうってつけだろう。
またダート適性を血統面に有した方がいい芝1400m、父からはダートで活躍する産駒が多く出ており、またベルーガ自身は近親にヒシアマゾン、アドマイヤムーンらを持つ良血だ。
脚質を考えるとこの枠は確かに痛いが、外枠にハナ、2番手を強硬に主張しそうな馬があまりおらず、外から切れ込まれて絞られる恐れは薄そうだ。自分のリズムで下げて外へ出し、直線で爆発してほしい。
$お宝馬 |
---|
③ハーレムライン |
立ち回りの巧い馬だが、ずっとマイル以上を使われてきて、近走は先行バテの繰り返し。ここで距離を短縮したのは面白い策だ。近親にはトランスワープ、インテレット、トウカイポイントらがいる中距離牝系だが、パワータイプの配合で、1400mには向いている可能性がある。この距離なら中団あたりからひと脚使う形か。
上位評価は去年の勝ち馬⑭ミスパンテール、2着馬⑩デアレガーロ、④リバティハイツ。押さえに坂口調教師ラスト重賞となる⑨エイシンティンクル、⑱カイザーバル、⑪ワントゥワン、①ディメンシオン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。