
- 5月10日 東京11R エプソムC(G3)
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お宝馬$トーセンリョウ(10人気) 3着
上位評価もお宝馬も馬券内の激走見せた!
- 5月4日 京都11R 天皇賞・春(G1)
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本命馬◎ヘデントール(1人気) 1着
高速ステイヤーの血統恐るべし!
【ニュージーランドT・結論】当たり馬券か花吹雪
2019/4/5(金)
土曜中山11R ニュージーランドT(G2)(芝1600m)
◎本命馬 |
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⑭グラナタス 牡3、美浦・鹿戸厩舎、三浦騎手 |
去年こそ堅かったが、この10年で3連単20万超えが4回、そのうち1回は105万、一昨年は49万と、クセのあるお結び型コースを反映してか波乱傾向の強いレース。今回人気と目されるアガラスは、決して小回りが良いとは思えず、ここは振り回したい。軸は⑭グラナタスだ。
このレースは不思議なもので、短距離実績、できれば1200mの実績がある馬が穴を空けやすい。さらにダート血統の好走も目立つ。グラナタスは1400mで2勝、1200mでも中山で逃げて3着。加えて祖母の兄がゴールドアリュールで、叔父にペルシアンナイトがいる。近親ソロルはダート重賞馬、ゴールスキーは芝ダート兼用。好走傾向にピッタリ合う1頭だ。自在性があり、枠や展開への対応力もありそうだ。
それでいて人気の盲点になりそうで、かなり妙味あり。叔父は大阪杯で展開に泣いたが、甥がここで重賞勝ちの栄誉をつかむ。
$お宝馬 |
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⑬カルリーノ |
今回初ブリンカー。マツリダゴッホ産駒は4年前のアルマワイオリ、3年前のエクラミレネールと人気薄で3着に激走。さらに母の父ショウナンカンプは、5年前に産駒がワンツーを決めている。ブリンカーを着けての外枠もプラスに出るはず。短距離実績は薄いが、血統からの魅力は十分だ。
上位評価は③メイショウショウブ、①ワイドファラオ。押さえは⑪アガラス、⑤ホープフルサイン、⑦ココフィーユ、⑮コスモカレンドゥラ。
なお明日はもちろん桜花賞を取り上げる。本命は3強から、そして穴は思い切った馬を抜擢する予定。今から楽しみでならない。

プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。