- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
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本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
【ヴィクトリアM・最終結論】スピードクイーンの戴冠
2019/5/11(土)
日曜東京11R ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)
◎本命馬 |
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⑨プリモシーン (牝4、美浦・木村厩舎、福永騎手) |
今開催の東京競馬場の芝は、例年と異なり開幕週から速い。今週からBコースになって、土曜の芝を見るに、さらに拍車がかかった感がある。今年のヴィクトリアマイルも、夕立があれば別だが、今のところは1分31秒台突入も想定される。まずはそんな決着に対応できる馬を探すことが肝要だろう。
こうした馬場に対応する能力を血統から判断するには、ダート血統、あるいは非ダートなら、スピード決着に定評ある特定の血脈の有無。今年はもともと軽い馬場が得意なディープインパクト産駒の上に、高速芝マイル以下にとにかく強いダンチヒ系を母に持つプリモシーンかミッキーチャームかの選択とした。そして本命として選んだのは、差し馬の上に輸送への不安のない、しかも暑い時期の競馬にも結果を出している⑨プリモシーンとした。
スタートはネックだが、そこさえクリアすれば、1分31秒台の対牡馬重賞を2度乗り切っている実績がモノを言う。これは偶然ではなく、ダンチヒの力のなせる業。今日の芝を見るに、3分所から5分所までがビクトリーロードとなっていたが、そこを突ける中団からの瞬発力一閃を期待したい。
$お宝馬 |
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⑫ワントゥワン |
この馬も、1分31秒台後半から32秒台前半で何度も結果を出してきた馬。しかも典型的な夏馬で、この気温上昇で覚醒する可能性も。去年は雨に泣いた形だが、それでも形はつけていた。今年の馬場なら一発あっていい。母ワンカラットも6歳でラストランを重賞勝ちしており、加齢しても能力は衰えない。
相手上位は当然⑦ミッキーチャーム、⑥ラッキーライラック、⑪アエロリット。押さえに②レッドオルガ、⑩ミエノサクシード、④ノームコア、⑱フロンテアクイーン、⑧デンコウアンジュ。
この土日の回顧は火曜更新予定だ。
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プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。