- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【安田記念・最終結論】一筋の光を信じて
2019/6/1(土)
日曜東京11R 安田記念(G1)(芝1600m)
◎本命馬 |
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④サングレーザー (牡5、栗東・浅見厩舎、岩田康騎手) |
誰がどう見ても勝つのはアーモンドアイだろう。私もそう思う。しかし、そういう馬に本命を打っても、「読んで頂くための予想」としてはあまり意味がない。アーモンドアイは最も「勝ち」に近い馬として別枠に置く。本命は最も「価値」の高い馬に。それが④サングレーザーだ。
去年の安田記念以来のマイルとなるが、まず広くて直線が長いコースがベターなことはレースぶりから明らかだ。さらに、去年は外枠からロスの大きい展開になってしまい、それでも0秒2差の5着。今回は絶好の枠が引けた。立ち回りも上手いタイプだ。
そして何よりの後押しはこの高速馬場だ。ディープインパクトに母父がダートの大種牡馬デピュティミニスター。スピードの持続力を問われる舞台に母ダート血統はぴったりなのだ。去年のマイラーズCは1分31秒3で勝ち、安田記念は1分31秒5で小差。前走はあくまでも叩き台、海外帰りでの休み明けの反動もあったことだろう。今回は万全の態勢とみた。打倒アーモンドアイに一筋の光を照らしてほしい。
$お宝馬 |
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①ケイアイノーテック |
同じく、「ディープ×ダート血統の母」に該当する。拙著の新刊「爆穴ハンティング」では、以前激走した設定に久々に戻ってきた馬が穴を空ける事例を「戻り馬」として紹介しているが、この馬にとってNHKマイルC快勝以来の東京マイルでもある。
今回はアエロリットの存在もあり、ダノンプレミアムも前走のようなやわな展開に持ち込めず、イン捌いて差し込める馬の台頭がありそうな気がする。その場合、最もオッズ的に破壊力があるのはこれだろう。
馬券を組むなら中心はもちろん⑭アーモンドアイ。⑮ダノンプレミアムは上位評価も過信しない。あとは⑩フィアーノロマーノ、②アエロリット。押さえに⑤インディチャンプ、⑦モズアスコット。
なおこのレースを含む今週の回顧は、火曜午後更新のコラムにて。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。