水上学の血統トレジャーハンティング

日曜福島11R 七夕賞(G3)

◎本命馬
⑮クレッシェンドラヴ
(牡5、美浦・林厩舎、内田博騎手)

晴れ間はなかったが、土曜福島芝は良馬場、日曜も未明まで小雨が降ったり止んだりで、道悪適性は問われなさそう。とはいえ、やはり例年より時計はかかっている。

かなりクセの強い七夕賞。小回りだけに、直線の長い広いコースでの実績が通用しない。近年はとくに顕著で、2012年以降、前走東京や京都、阪神、新潟の各外回りで3着以内だった馬は1頭しか連対できていない。

血統面では当然だが小回り向きパワータイプ。あと今年は、例年以上に時計の掛かっている芝、さらに前に行きたい馬が揃い、締まった展開になりそうなのもカギだ。

前が苦しくなるところを早めにマクるように動いて押し切れるスタミナと機動力が重要。と考えると、ステイゴールド×サドラーズウェルズのクレッシェンドラヴが、馬名とレース名のみならず?最もそのイメージにふさわしい。

$お宝馬
⑬ウインテンダネス
(牡6、栗東・杉山厩舎、柴田大騎手)

もしかしたら人気かもしれないが、この馬は叩くと変わるタイプで、今回は目黒記念を叩いての上昇度に期待できる。数少ないカンパニー産駒で、福島の夏開催の芝2000mは、同産駒は近5年で(1-1-1-5)。3着以内3回は、すべて違う馬でマークされたものだ。時計の掛かる芝に強いトニービン直系、チャンスは十分。

相手上位は⑯クリノヤマトノオー②アウトライアーズ⑨ロードヴァンドール。 押さえに④ソールインパクト⑫ミッキースワロー⑤ストロングタイタン

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