- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【スプリンターズS・最終結論】例年以上の高速馬場で悲願へ
2019/9/28(土)
日曜中山11R スプリンターズS(G1)
◎本命馬 |
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②ダノンスマッシュ (牡4、栗東・安田隆厩舎、川田騎手) |
一旦は曇り時々晴れで収まりそうな予報だった日曜。しかし土曜の予報は、午後から雨に変わった。ただ、3時ころまでの総雨量は3,4ミリ程度で、芝の丈と、路盤改修後の水はけを踏まえると、馬場が荒れるまでには至らないとみる。多少滑る程度での馬場か。それでも、16日にタップリ雨が降った中でも、1勝クラスで1分8秒4が出ており、これと併せて考えても、雨が多少降っても例年以上の速い時計が出ることは必至とみて、スピード優先の予想とした。
好枠を引けた②ダノンスマッシュが本命だ。中山は初めてで、同様の急坂阪神での負けから不安視するむきもあるが。いずれもマイルで度外視。血統からはこなせるし、右回り得意も歴然。余裕のあるローテ、負けて強しの不利があった高松宮記念。母の父がダンチヒ系でかつ、芝の高速馬場に強いダート血統で、父がロードカナロアという、高速馬場ど真ん中の配合だ。またクロスを何本も持っていて、瞬発力は短距離においてかなり強化。春の鬱憤を晴らす強烈スマッシュを決めるとみた。
$お宝馬 |
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⑮イベリス (牝3、栗東・角田厩舎、浜中騎手) |
穴馬が多く目移りしてしまうが、多少降っても問題がない馬だ(フィリーズR参照)。枠は確かに痛いが、ゴチャ付きそうな番手争いを揉まれず外から好位に付けられると思えば、さして不利でもないだろう。
ロードカナロアにボストンハーバーで、ダノンと似たイメージの配合。半姉ベルカントは、サマースプリントを取った年は強行軍で13着に沈み人気を裏切ったが、新潟施行の3歳時は0秒1差5着。まともなローテで中山でのスプリンターズSに臨んでいたらどうなっていたか。そんな夢想もある程度現実になるかもしれない。
相手上位は
④リナーテ、⑯ファンタジスト、⑦モズスーパーフレア。
押さえに
①アレスバローズ、⑧タワーオブロンドン、⑨ディアンドル。
なおタワーオブロンドンの評価を下げたのは、サマースプリント王にいまだ本番の勝ち馬なしの強固なジンクスと、夏場3戦したローテに尽きる。
▲▲スプリンターズSの格付けベスト3!
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。