- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【菊花賞・最終結論】スタミナはスピードを維持する力
2019/10/19(土)
日曜京都11R 菊花賞(G1)
◎本命馬 |
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⑬ヴェロックス (牡3、栗東・中内田厩舎、川田騎手) |
土曜は道悪の京都だが、日曜は晴れる予報(土曜夕方現在)。適性はそれほど問われないとみる。高速馬場ではないが、しかし近年の菊花賞同様、スピードの持続力が問われるレースになりそうだ。
馬場が変わり、昔のように単なるスタミナに長けた新興勢力が昇ってくることは厳しい時代。今の競馬において、スタミナの概念は、スピードの持続力と定義していいだろう。今ならフィエールマンやグローリーヴェイズ、キセキなど、直近ならキタサンブラックやサトノダイヤモンドを想起していただきたい。2400の重賞で勝ち負けできるスタミナがあれば、あとはスピードだ。2000m、2200mでの、高額条件戦での高速対応実績が必須。
今年の場合は、メンバー構成が特殊で、さすがに新興勢力も馬券に加える必要はあるが、それでも軸は春のトップの一角を張った⑬ヴェロックスで仕方ないだろう。
自身も高速決着の皐月賞で僅差2着の対応をしているし、父ジャスタウェイはまさにスピードを長く使う脚に優れた現役時代を送り、またジャパン?2着、有馬記念3着。そして母方はかなりスタミナを補充されている血統で、この距離にもなんら不安はない。馬場の渋りが残っても問題ない血統で、死角はあまり見当たらない。
$お宝馬 |
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①ザダル (牡3、美浦・大竹厩舎、石橋脩騎手) |
父トーセンラーは距離を不安視されながら菊花賞3着、春の天皇賞2着の京都巧者。京都ならマイルG1も制した。父の血が初の京都で騒ぐ。さらに内ピッタリで器用さも活かせる絶好枠だし、プリンシパルSで速い競馬にも対応済み。鞍上が腹を括れば一発ある。
相手上位は
⑫レッドジェニアル、⑮ホウオウサーベル、⑭サトノルークス。
押さえに
⑤ワールドプレミア。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。