- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【アルゼンチン共和国杯・最終結論】応援に感謝、激走に感謝
2019/11/2(土)
日曜東京11R アルゼンチン共和国杯(G2)
◎本命馬 |
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⑦ムイトオブリガード (牡5、栗東・角田厩舎、横山典騎手) |
ここで勝ち負けした後に、G1連対レベルへ出世していく馬が多いレース。年齢は5歳といささか経ているが、ここで重賞初制覇、今後の晩成の飛躍に賭けたい⑦ムイトオブリガードが本命だ。
血統的には、グレイソヴリン系、あるいはロベルト系の血を持つ馬がやたらと好走するレースで、瞬発力よりもスタミナが求められる傾向が強い。グレイソヴリン系の場合は、それが父の母父でも影響が出るほどで、ハーツクライ、アドマイヤドン、ルーラーシップ産駒がすでに3着以内馬を出している。
ムイトオブリガードはそもそも去年の2着馬で適性については言うことなし。体質が弱く、暑さや使い込まれるとダメなタイプ。前走目黒記念で首を上げて伸びが止まったのはその両方が重なったもの。休み明けなら信頼度は高い。
土曜の競馬を見るに、想定より上がりの速い競馬になりそう。その適性はムイトオブリガードが上と考える。
$お宝馬 |
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②タイセイトレイル (牡4、栗東・矢作厩舎、戸崎騎手) |
こちらは血統面での注目度大。父がアドマイヤラクティ、フェイムゲーム、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードなど、グレイソヴリン系持ちでこのレースの連対馬を次々輩出しているハーツクライ、母の父がロベルト系シンボリクリスエス。55キロのハンデは見込まれた感もあるが、それだけ認められているということ。人気薄の戸崎騎手も一発怖い。
相手上位は
⑨ノーブルマーズ、①アフリカンゴールド、⑤ルックトゥワイス。
押さえに
④アイスバブル、⑬ウインテンダネス、③ハッピーグリン、⑪パリンジェネシスと手広く。タイセイが絡んだ場合の取り逃がしを防ぎたい。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。