水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R アルゼンチン共和国杯(G2)

◎本命馬
⑦ムイトオブリガード
(牡5、栗東・角田厩舎、横山典騎手)

ここで勝ち負けした後に、G1連対レベルへ出世していく馬が多いレース。年齢は5歳といささか経ているが、ここで重賞初制覇、今後の晩成の飛躍に賭けたい⑦ムイトオブリガードが本命だ。

血統的には、グレイソヴリン系、あるいはロベルト系の血を持つ馬がやたらと好走するレースで、瞬発力よりもスタミナが求められる傾向が強い。グレイソヴリン系の場合は、それが父の母父でも影響が出るほどで、ハーツクライ、アドマイヤドン、ルーラーシップ産駒がすでに3着以内馬を出している。

ムイトオブリガードはそもそも去年の2着馬で適性については言うことなし。体質が弱く、暑さや使い込まれるとダメなタイプ。前走目黒記念で首を上げて伸びが止まったのはその両方が重なったもの。休み明けなら信頼度は高い。

土曜の競馬を見るに、想定より上がりの速い競馬になりそう。その適性はムイトオブリガードが上と考える。

$お宝馬
②タイセイトレイル
(牡4、栗東・矢作厩舎、戸崎騎手)

こちらは血統面での注目度大。父がアドマイヤラクティ、フェイムゲーム、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードなど、グレイソヴリン系持ちでこのレースの連対馬を次々輩出しているハーツクライ、母の父がロベルト系シンボリクリスエス。55キロのハンデは見込まれた感もあるが、それだけ認められているということ。人気薄の戸崎騎手も一発怖い。

相手上位は ⑨ノーブルマーズ①アフリカンゴールド⑤ルックトゥワイス。 押さえに ④アイスバブル⑬ウインテンダネス③ハッピーグリン⑪パリンジェネシスと手広く。タイセイが絡んだ場合の取り逃がしを防ぎたい。

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