- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【エリザベス女王杯・最終結論】遅咲きの戴冠式
2019/11/9(土)
日曜京都11R エリザベス女王杯(G1)
◎本命馬 |
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⑰サラキア (牝4、栗東・池添学厩舎、川田騎手) |
今年ほど、有力馬に死角のある女王杯も珍しいのではないか。ラヴズオンリーユーはブランク、ラッキーライラックは長い不振と距離、スカーレットカラーも距離。荒れ目も十分ある。
さらに、女王杯自体が晩成馬の檜舞台。この10年で、クラシックで苦杯を舐めた馬、あるいはここまでG1には縁のなかった馬が台頭しているレースである。
また、近年の連対馬はモズカッチャンを例外として、サンデー系が独占、かつ母欧州血統がスポット。そして勝ち切りなら4歳馬。
これらを総合すると、⑰サラキアとなる。父ディープ、母がドイツ血統でステイヤー型の欧州血統。4歳馬でもある。
ここまで、1800m以下では詰めが甘くなっていて、むしろ2000m以上に向く血統の馬が、やっとふさわしいところを使える。しかも牡馬の強いところに揉まれ続けているのは、近走ではこの馬くらいなものだ。目立たぬ間に力を蓄えて、今回一気に爆発だ。
$お宝馬 |
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③シャドウディーヴァ (牝3、美浦・斎藤誠厩舎、松山騎手) |
サラキアをお宝馬兼用で指名してもいいのだが、魅力十分なこの馬もぜひ推したいということで、お宝馬とする。
血統から距離は明らかに延びた方が良いタイプ。母方も欧州血統。脚をタメての高速上がりでこそ本領発揮で、スロー濃厚のここは向く。前走、合わない小回りでもかなり走れており、コンディションは万全だろう。
相手上位は
⑧クロノジェネシス、⑪ラヴズオンリーユー。
押さえに
⑮ミスマンマミーア、⑯スカーレットカラー、②ラッキーライラック、⑫センテリュオ、⑩フロンテアクイーンとヒモは手広く採る。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。