![水上学の血統トレジャーハンティング](https://www-f.keibalab.jp/img/yosou/treasure/tit_treasure2.jpg?1644978797)
- 2月2日 東京11R 根岸S(G3)
-
本命馬◎コスタノヴァ(2人気) 1着
動画でもご紹介した狙い馬、貫禄の圧勝!
- 2月2日 京都11R シルクロードS(G3)
-
本命馬◎エイシンフェンサー(9人気) 1着
人気薄の素質をズバリ見抜いた!
【ジャパンC・最終結論】今度こそ笑おう
2019/11/23(土)
日曜東京11R ジャパンC(G1)
◎本命馬 |
---|
⑥ユーキャンスマイル (牡4、栗東・友道厩舎、岩田康騎手) |
個人的に、ここまでの秋の東京開催を振り返れば、脳裏に浮かぶのは天皇賞・秋の直線に尽きる。別次元の強さだったアーモンドアイ、そして大外、後方の絶望的な位置から、最前列近くで見ていた私の目の前でエンジンを入れたユーキャンスマイルの姿。叫べど届かず、あと少しで2着まで見えた4着……。私も悔しかったが、陣営はもちろんさらに悔しかったことだろう。
当時は内有利が顕著だったトラックバイアス、前有利の展開。それを思えば強い。反動さえなければ、今度こそこの馬で笑いたい。
日曜は朝の内に雨がやみ、昼前から曇りの予報。魔法の水はけを誇る東京は、馬場が見た目に荒れている内から乾いていくのが常。よって内有利のバイアスが出る可能性がある。天皇賞では入れなかったコースへ、イン突き名人岩田騎手が導けば、まとめて差し切るシーンが見られよう。ちなみに近10年、天皇賞秋の上がり最速馬がJCに8頭出走し、2勝・3着3回だ。
母方にはかつて東京2400で光ったエタンの系統が入り、またマンノウォー系のノウンファクト、さらにさかのぼれば昭和50年代に隆盛したパーシアの名も見えるスタミナ血統。道悪が残っても心配なしだ。稍重でも重でも、今年の東京の最後はこの馬に締めてもらう。
$お宝馬 |
---|
⑩ダンビュライト (牡5、栗東・音無厩舎、松若騎手) |
高速馬場では厳しかったが、渋った影響が残る馬場なら一気に浮上。近親にマリアライト、リアファルらがいる重厚な一族、また去年は高速決着ながら2着に入ったキセキと同じルーラーシップ産駒。近年はキングマンボ系が優勢なジャパンCだけに、本命もお宝もキングマンボで攻めたい。
相手上位は
②ワグネリアン、⑤スワーヴリチャード。
押さえに
①カレンブーケドール、⑫タイセイトレイル、④ムイトオブリガード、⑧レイデオロ。
![](https://www-f.keibalab.jp/img/upload/pr/201910/750-750.2.jpg?1569984860)
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。