- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【ターコイズS】途切れるまで信じよう
2019/12/13(金)
土曜中山11R ターコイズS(G3)
◎本命馬 |
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⑧エスポワール (牝3、栗東・角居厩舎、Mデムーロ騎手) |
牝馬限定のハンデ戦、しかも消耗度が問われる年末開催。一筋縄では収まらないのだが、今年はメンバーの質も揃い、また絶好の穴馬だったメイショウショウブが除外されたこともあってあまり波乱が見込めない。しかも、血統面からの鉄板傾向に該当する馬が人気どころとなる。それが⑧エスポワールだ。
重賞に昇格した2015年以降、勝ち馬は全て「父サンデー系×母父ロベルト系」なのだ。今年はエスポワールしか該当しない。さらに牝系はフサイチコンコルド、リンカーン、ヴィクトリー、アンライバルドを出している超名門のバレークイーン系、中山が大の得意である。
もちろん、マイルへの短縮がどうかとか、昇級戦であるとかの不安点はあるのだが、血統予想ということならこの馬をおいて他にない。傾向が途切れるまで信じたい。
$お宝馬 |
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⑨リバティハイツ (牝4、栗東・高野厩舎、藤岡佑騎手) |
去年はこの馬を本命にして2着。キングカメハメハ産駒も、オープン特別時代からこのレースと相性がよく、重賞昇格前の2010年と13年に1着馬、11年3着馬、16年2着馬、去年は自身が2着と好走馬が連なっている。
今年は勝利こそないが、場を問わず着順ほどの着差がないレースを続けている。坂コースベター、1600mベターで、叩くと上がるタイプでもある。今年も一発あっていい。
相手上位は
①メイショウグロッケ、⑯トロワゼトワル、⑦シゲルピンクダイヤ。
押さえに
⑮ディメンシオン、③モアナ、⑬コントラチェック、⑤デンコウアンジュだが、連対圏はモアナまでか。いずれにせよ、ヒモ穴で夢を見たい。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。